ミラノサローネのご報告、第三回目です。
今回は「タイムレス」についてご紹介したいと思います。
長引く不況の影響から、今年はインテリア、水まわりに限らず、
派手なイメージ先行型の商品はほとんど見られませんでした。
しかし、それぞれアプローチは異なりますが、
どのメーカーも時代に左右されない普遍的な価値観を訴求しようとしていたように思います。
その中でまず目を引いたのは、
目に馴染みやすい、ちょっとだけレトロな要素を取り入れたようなデザインです。
最新のデザインでありながら、すでに「定番品」のような完成された佇まいがあります。
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【写真左】THONET社では新作のチェアと昨年発表のテーブルをなんと天井につけて展示!
じっくり見すぎて首が痛くなりました。
丸みを帯びたデザインにどことなく懐かしさとあたたかみを、ひねりを入れたアームなどには新鮮さも感じます。
木が経年変化していく様子も長く楽しめそうなチェア・テーブル共に、深澤直人氏のデザイン。
【写真右】海外ではよく見かける壁付洗面と3ホール水栓ですが、丸っこいデザインでまとめ"懐か新しい"感じです。
また、「色変え」も今年多く見られた手法の一つ。
グレーやくすんだ原色での色変えやパターン模様による表現を行い、
ちょっとレトロな雰囲気を出していたメーカーも多く見られました。
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【写真左】水栓メーカーZUCCHETTI社では、今年らしいくすんだ原色に色変えした水栓をずらっと展示。
【写真右】FLAMINIA社では、洗面器「MONO WASH」にアレッサンドロ・メンディーニによる柄をつけてリデザイン。
その他、ブランドの歴史を再訴求した「色褪せない魅力」と、
定番商品をリデザインした「新提案」を行うメーカーも多かったようです。
どちらも自社が持つ歴史や定番商品という財産が、
現代にも通用する「タイムレス」なものであるということをアピールしているように感じます。
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【写真左】リサイクル可能な素材、ダンボールの上に歴代の家具を展示していたCASSINA社。
【写真右「LC3」の色を変えた名作の新提案。ポップなカラーが新鮮。こちらもCASSINA社。
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【写真左】RAPSEL社では、歴代の商品をずらっと展示。デザイン性の高い製品を扱ってきたことをアピールしています。
手前の金属製洗面器はスタルク、左から3番目のガラス洗面器は倉俣史朗氏のデザイン。
【写真右】HANSGROHE社では「AXOR CITTERIO」をリデザイン。
2003年の発売当時より細くなったカートリッジを使用し、より現代に合わせたデザインに。 → 2003年のモデル
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【写真左】Agape社ではイタリアデザインの巨匠、アンジェロ・マンジャロッティ氏を起用し、家具のコレクション"agapecasa"を
新たに立ち上げました。今年は巨匠達の健在ぶりが目立った年でもありました。
次回は色についてご報告したいと思います。
お楽しみに!
※毎週火・木曜日更新予定です。
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