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アルマーニ・ホテル・ドバイ(アラブ首長国連邦・ドバイ)

2010.06.10

Armani Hotel Dubai

Add: P.O. Box 888333
Tel: +971 4 888 3888
Fax: +971 4 888 3777
E-mail: info@armanihotels.com
URL: http://dubai.armanihotels.com

Emaar

アルマーニ・ホテル・ドバイは世界一の超高層ビル、ブルジュ・ハリファにオープン。ブルジュ・ハリファはドバイの都市の象徴的存在。

  アラブの青空を天まで突き抜けるかにドバイの新しいダウンタウンにそびえるブルジュ・ハリファ。ビル最先端部の高さが828メートルという世界一の超高層ビルだ。ブルジュ・ハリファの“ブルジュ”はタワーの意で、“ハリファ”はアブダビ首長でアラブ首長国連邦大統領のハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下を讃えた名前だ。ドバイのランドマークとなるこのタワー建築はシカゴのスキッドモア、オウィングス&メリル(SOM)が“ヒメノカリス”という花をイメージして設計した。この砂漠に咲く白い花は、中央の膜状の花弁から四方に細長い花弁が伸び、その蜘蛛の脚のような形状から“スパイダーリリー”とも呼ばれ清楚な容姿を見せる。ガラスとメタルに構築された砂漠の花のタワーに、ファッション界の帝王ジョルジオ・アルマーニが究極のライフスタイルホテルをクリエイトした。“ステイ・ウィズ・アルマーニ”というフィロソフィを掲げ、アルマーニブランドはこの「アルマーニ・ホテル・ドバイ」でホスピタリティ業界への華々しきデビューを飾ることとなった。新しい次元でライフスタイルをサービスするという新たな挑みだ。

  ホテルは不動産ディベロッパーのエマール・プロパティーズとジョルジオ・アルマーニ社のジョイント・ベンチャーが実った最初のプロジェクト。両社は5年前にインテリアデザインからサービスコンセプトまでジョルジオ・アルマーニの美意識に貫かれたホテルやリゾート、レジデンスを10年間で世界10カ所に開発経営することを目的に「アルマーニ・ホテル&リゾート」を設立したのだった。アルマーニ自らが滞在したい、自分の家族や友人をここでもてなしたいと思える場所、アルマーニ美学とイタリア流の心からのもてなしが溶け合う場所、そういったアルマーニが長年心に描いていた上質空間がここに初めて現実となった。アルマーニの研ぎ澄まされた美感がスーパーエレガントなもてなしの空間に結晶され、ゲストはアルマーニの私邸にお呼ばれしたかの雰囲気に浸れる。ファッションでは半年サイクルのシーズン毎に新しいトレンドが要求されるがホテルのインテリアはロングライフ、普遍性をデザインしなければならないことが大きく違う点だっただろう。

  アンダーステイトメントでミニマリズムのデザインで、土や砂、大地に優しく包まれるようなアースカラーが旅先で暖かく迎えてくれるもう一つの我が家を彩る。ゼブラウッドのパネリング、フィレンツェでカスタムメイドされ壁に張られた革を始め、アルマーニの洗練されたデザインでマテリアルそのものに備わる触感、質感、価値感が最大限に引き出される。ヴェルディ・バンブーと呼ばれるブラジル産の緑色のマーブル模様の石面ではシャワーの水しぶきさえも気品を帯びてクリスタルの輝きで流れ落ちそうだ。また部屋に向かう時、廊下側には部屋のドアにドアノブが存在しないホテルはここが初めてだろう。ハイテクが隠れたドアはキーカードを持ったゲストが近づくと開けなくても開いてくれるのだ。ホテルのゲストルーム&スイートは全160室、ブルジュ・ハリファのコンコースから8Fまでと38F&39Fを占める。部屋はタワー建築の独特のフォルムから部屋の壁も独特なカーブ状だ。インテリアのアイテムも全てアルマーニに選び抜かれているわけだが、市松模様のベッドカバーだけはアルマーニよりもなぜかルイヴィトンを連想してしまいそうだ。A WORLD OF SOPHISTICATED BEAU石鹸一つからアメニティのフレグランスまでこだわりのデザインには限りがない。手の中に不思議にぴったりおさまるオーガニックなフォルムの石鹸。アルマーニが海辺を散歩していて拾った石がとても手に馴染んだことから自然の石のフォルムにインスピレーションを得てホテルの石鹸がデザインされたという。

  ホテルの飲食スペースには8タイプあり、いずれもオープンキッチンでインテリアも伝統とモダンが拮抗することなくハーモニーする。食器はローゼンタール社で15200ピースもの磁器が特注され、カトラリー類はヘップ社でホテルだけのオリジナルを開発生産と、ドイツのテーブルウエアが活躍する。「アルマーニ / ペック」では砂漠へのピクニックやヨットでクルージングにミラノのペック・デリの伝統レシピをテイクアウトでき、モダンジャパニーズの「ハシ」では特別セレクションの日本酒もゲストのお目当てとか。朝食ビュッフェがサービスされるのがオールデイダイニングのカジュアルな「アルマーニ / メディテラノ」。スパイシーなインド料理は「アマル」で。ホテルのミーティングポイントでもある「アルマーニ / ラウンジ」からは広大な公園の湖に仕掛けられた「ドバイ・フォンテーン」のダイナミックな水のシアターを眺めることもできる。「リストランテ」ではトスカーナ地方のオーセンティックなイタリア料理を楽しめ、食後にはアンジェロ・ガヤのグラッパをぐいっといきたくなりそうだ。オリエンタルな文様がうねる光の壁に浮き上がる「アルマーニ / プリヴェ」は夜のVIPラウンジ、アラビアンナイトを熱く踊り明かしてみたくなる。

  ホテルにはアルマーニの店も3つ入っている。お花のブティック「アルマーニ / フィオーリ」ではアルマーニ流フラワーアレンジメントをオーダーでき、「アルマーニ / ドルチ」ではピエモントからのチョコやシチリア産蜂蜜などスタイリッシュにパッケージされたイタリアのスイーツをお土産にできる。「アルマーニ / ガレリア」では希少なオートクチュールのファッションアクセサリーが扱われる。また静寂を求めるなら「アルマーニ / スパ」の「MU」のスペースで我を忘れたり、ナチュラルなフレグランスのアルマーニ・オイルを使ったトリートメントなど独自のセラピーで心身を癒しリフレッシュしてもいい。

  ホテルのサービスとして新しいコンセプトは“ライフスタイルマネージャー”が控えていることだ。従来のコンシェルジュとバトラーが一体化したようなもので、予約時からマンツーマンでゲストを接待し、まさにオートクチュールの滞在サポートが用意されている。
ブルジュ・ハリファの9Fから16Fは「アルマーニ・レジデンス」のフロアで、144のコンドミニアムからなる。個々のレジデンスは100m²から200m²で、もちろんホテルのサービスや施設を利用可。黒に近いダークな大理石の床が重厚な雰囲気で、ホテルのゲストルーム同様に時代を越えてエレガントなアルマーニ / カーザの家具に統一され柔らかい光の照明でしっとりと落ち着いた住環境を提供している。水まわりのプロダクトは、アルマーニ・ホテル&レジデンスでカルデヴァイの308バスタブ(スイートにはデザイン賞獲得の2人用モデル“Duopool”)を、タワー全体でデュラヴィットの4000便器&ビデ、1600バスタブ、1000洗面台(フィリップ・スタルクの“Tonne”)を、ハンスグローエの5000強の水栓金具類(アクサースタルク)を受注したそうで、サニタリーはメイド・イン・ジャーマニーのクオリティを信頼したようだ。
タワーはアルマーニ・ホテル&レジデンスの他には37のフロアをオフィス用スイートが占め、更に900戸のブルジュ・ハリファ・レジデンスが設計された。洗濯機から何からシステムキッチンには主婦の憧れミーレ社の機器が使われている。122Fのダイニングレストラン「アトモスフィア」ではスペクタクルな眺めも忘れられない味わいの一つ。そして世界一速いエレベーターで124Fに昇ると世界で最も高い展望台「アット・ザ・トップ」からの絶景が待つ。

  アルマーニ・ホテル&リゾートの今後の展開はどうなっているのか。来年4月にはブランドの本拠地であるミラノのマンゾーニ通り31番地に「アルマーニ・ホテル・ミラノ」がオープン予定で、次はマラケシュに「アルマーニ・リゾート」、エジプトのマラッシに 「アルマーニ・レジデンス・ヴィラ」を建設し、更にはニューヨーク、東京、上海、ロンドンというファッションに敏感なメトロポールにも“ステイ・ウィズ・アルマーニ”の空間が誕生していく計画ということだ。


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ホテルがあるダウンタウン・ドバイ街区の夜景。

建築は砂漠に咲くヒメノカリスの花をイメージ。

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タワーの124F、世界で最も高い展望台「アット・ザ・トップ」。

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「アルマーニ・クラシック」客室のベッドルーム例。

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客室のシャワー。スパのシャワーも同様のデザイン。ブラジル産のヴェルディ・バンブー石を背景にするとフィリップ・スタルクのシャワーもまるで彫刻作品の風格。

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ホテルのロゴマークを再現かのユニークなメタルストラクチャーのロビーラウンジ。

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アースカラーを基調にしたロビーラウンジ。

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「アルマーニ / ラウンジ」計8つのタイプが違うカフェやレストランの飲食施設が揃う。

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イベントエリアのビジネスセンター・ラウンジ。