水まわり最新レポート

ルームズ・ヴィエナ

2009.10.15

ルームズ・ヴィエナ
roomz vienna

URL : http://www.roomz-vienna.com

色で動きを出したファサードデザイン

ウィーンのバジェットデザインホテル「ルームズ・ヴィエナ」は「クオリティーは4つ星でも料金は3つ星のホテル」をモットーに掲げ2007年6月にオープンした。そのイノベイティブなコンセプトで『ビジネス・ワールド・マガジン』誌とオーストリア経済会議所の選考で、2009年度の「ビジネスホテル・オブ・ジ・イヤー」賞に輝いている。料金は59ユーロからスタートし、ウィーン観光客とビジネス客の両ターゲットに受け入れられている。特に現代建築に関心のある人にはホテルのロケーションも面白い。ホテルは「ガゾメーター・シティ」に建設されている。この街区は19世紀末に建設された巨大な古いガス貯蔵タンク群をショッピングセンターや娯楽施設、住宅に改築した都市再開発プロジェクトでホテルのお隣さんがジャン・ヌーヴェルやコープ・ヒンメルブラウといった著名な建築家の作品なのだ。

ホテルのファサードにダイナミック性を与える色使いからもホテルのデザインに色彩が大きな役割を担っていることが察知される。デザインはウィーン造形芸術大学で建築を学んだガブリエル・カチェロフスキー(アーキスフェア建築デザイン事務所)が担当し、"エッセンシャル"と"ファンクショナル"のポイントを徹底リサーチして経済性最重視でもゲストのエモーションにそっと触れる心地よい空間造りを目指した。均一にデザインされた客室(全312室)も色調で雰囲気、個性を加味した。フレッシュ&グリーン、暖かさ&紅紫、静けさ&ブルー、エレガント&ホワイトといった4つのムードから部屋を選べる。部屋が狭くても狭く感じないようバスルームもオープンな構成で、ワーキングデスクはマルチファンクショナルに空間のパーティション的性格も与えた。またベッドヘッドの部分にゲストには見えないレール構造が仕掛けてあり、ベッドを簡単に押し動かせ、同じ部屋でダブルベッドとしてもツインベッドとしても2通りに使えるアイデアもとてもユニークである。



トレンディなカフェバー&朝食レストラン


暖かな紅色のゲストルーム


バスルームにはティッシュペーパー入れと一体化したコリアンの洗面台。歯磨き用カップが陶製。