
ホテルはミラノの街の喧噪を忘れさせる美しい庭園(4000m²)に囲まれる。 芝生は自然風景のウェーブを造形。庭園のアウトドア・ラウンジで軽食も楽しめる。(造園:Sophie Agata Ambroise)
ファッション&デザインのメトロポール、ミラノの魅力を限りなく満喫できるスーパー・ラグジュアリーなホテル。「ブルガリ」は建築からファニチャー、テキスタイル、アクセサリーまで全てがアントニオ・チッテリオのトータル・デザインで、ブランドのイメージそのままに、時代を越えるモダン・エレガンスがホテル空間に具現化された。一つ一つのディティールからも真のヴァリューが伝わってくる、妥協のないデザイン。最高級の天然マテリアルの扱いも贅沢極まりなく、大理石だけでも計300トンが各地から運ばれて来た。ラウンジの暖炉だけでジンバブエ産黒大理石15トンを使っているが、その石の冷たい黒肌に燃える炎の熱い赤がよく映える。硬質で重々しいマテリアルにダークな色を与え、厳格でモニュメンタルな造りでも、光の演出や床から天井までのガラス面を通してインテリアに組み込まれる四季折々の庭園風景に空間はナチュラルで柔和な雰囲気に包まれる。インテリアとエクステリアの接点が心地よく曖昧だ。スカラ座やブレラ美術館、高級ショッピング街のモンテナポレオーネ通りやスピーガ通りも近く、ミラノのカルチャー・ライフが鼓動する街の中心にありながら、ホテルの建つ4000m²もの広大な庭園に入るとその喧噪が嘘のように消えてしまう。
庭園のデザインはモダンでもロンバルディア地方の歴史的な貴族の館の造園を手本にした。この庭園の歴史は14世紀まで遡る。昔は修道院の菜園であったこともあり、レストラン用に今も庭園の一角に野菜や香草が育っているという。
文責/小町英恵
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周辺にある建物の石のファサードとコントラストを成し、エレガンスと軽やかさを感じさせる白いファサード。1950年代の建築をリニューアル。オーク材の窓枠もよく映える。

シックなロビー。床は黒のグラニット(御影石)。エントランスホールは天井が高さ5mに及ぶ。白黒のカラー・コンビネーションは上の客室階の廊下のデザインにも再登場。

ゆったりとしたラウンジ。暖炉はジンバブエ産黒大理石製。ラウンジではコンテンポラリー・アートをエキシビション。またライブラリーにはミラノに関する書籍が揃う。
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