世田谷区 Y邸

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2007.08.01
  • 二階の空間は、階段室を両側ガラスで間仕切り、キッチンからの視野を広くすることによって、料理中でも部屋全体を見渡せるように考えた。また、窓を上部に取り付け、天井を明るくするように配慮している。
  • 外壁は、ガルバリュウム鋼板の墨色にて縦のラインを強調した。建物全体では、壁面の表層は墨色、それより内側は白色と区別した。

「自然光が包み込む家族だけの空間」

旗竿型で30坪弱の敷地。前後に住宅が隣接し窓と窓が重なり合う状況で、住む人のプライベートを確保することと、自然光をなるべく取り入れることに配慮した。
窓を細長くし天井側へ寄せたことで、窓越しに人の目線が気になることもなくなり、同時に、そこから差し込む自然光が天井で反射し、部屋全体を明るく照らす。
色彩は、外観を暗い墨色で覆い、対照的に内装は壁と天井を乳白色の塗装仕上げ、床材を胡桃の無垢材とすることで明るくまとめた。それにより、外から内に入ると室内がより白く明るく、まるで包み込まれているかのような安心感を持つことができる。

夫婦と幼い二人の娘による4人家族の住宅で、各階の機能をユーティリティ、リビング、寝室と、明確にした。リビングは、キッチンとの境を大きなガラスと階段とで間仕切りすることで視線を広げ、また階段の上方からキッチンを見渡せるといった楽しさも演出した。

  • 道路面より見た建物全体。一・二階の窓は共通の形状で、光を取り入れる必要最低限の形態を考慮した。
  • 二階から三階への階段。キッチンで料理中のところを、ガラス越しに子どもが覗き込むことができる。
  • 焼き場と洗い場を前後に分けてその両サイドに作業場を設けた。冷蔵庫、分別ゴミ箱等はすべて扉の中に収納して、軽やかな生活空間にした。
  • シンクにはKLUDI社の混合水栓を選択。その脇の壁面には、1F,2F,3Fの電気のスイッチと、床暖房、給湯器のコントローラーを設けた。 主婦がキッチンですべてのフロアのことができるよう配慮した。
  • 一階の洗面所とトイレ、浴室を一緒にして、間仕切りをガラスにすることで視野の広がりを確保した。子どもたちとの入浴も楽しくできるよう設計している。一階なので光を取り込む窓が少なく、壁面はモザイクタイル、床は人工大理石と、すべて白で統一し、光の反射が効率良くいくようにした。
  • コーリアンの長い洗面台に横長のガラスを宙に浮かせ背後に間接照明を仕込んだ。混合水栓は、シンプルなVOLAシリーズの混合水栓を採用した。
  • 二階のトイレは奥行きがあり、第二の洗面所として考えた。手前に洗面台と、VOLAシリーズの混合水栓を使った。光が差し込む側の壁面を黄色のモザイクタイルにして、一階の水まわり空間と変化をつけた。
  • 二階からの階段を上がると両脇に引き戸があり、大小の屋根裏部屋がある。
  • 三階の屋根裏部屋。窓はすべて天井からのトップライトのみで光を取り込み、柔らかな寝室となっている。

設計事務所

Tatsuo Yamamoto Design Inc.

住所 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町10-9
ハイマート渋谷神泉703
TEL 03-6416-7470
FAX 03-6416-7471
URL http://www.tatsuoyamamoto.jp
代表者 山本達雄

建物概要

名称 Y邸
所在地 東京都世田谷区
施主(事業主体) 個人
設計(監理) 有限会社山本達雄デザイン
施工 蔵一級建築士事務所
工事期間 2005年4月10日〜2005年8月31日
建築用途 戸建住宅