鎌倉市 takeya

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2012.11.01
  • 日本の歴史と季節の花を楽しめる鎌倉に調和するようデザインしたロゴとグラフィック。ガラス面のグラフィックは外部へのサインとなると共に、通行者からの視線を緩和する。
  • 客席はカウンター席とテーブル席と高さを変えて計画。夜はバーカウンターに。

ひとつながりの膜に包まれたやさしい空間

鎌倉に根ざした老舗蕎麦屋の二代目が「蕎麦」の魅力を広めるために始めたガレットカフェである。

今回カフェとして設計した長屋は、鎌倉駅から鶴岡八幡宮へのアプローチである小町通りに連なる街道の一角に位置する。場所の特性上、観光客の利用はもちろんのこと、地元鎌倉の人びとに憩いの場を提供することが目的であり、与えられた小さな区画の中に、11席という座席数とゆったりとくつろげる空間が求められた。

店内は、立体的な空間構成により空間の容量を大きく感じさせることを意図した。機能上必要な間仕切りを最低限として配置し、さらに間仕切り自体も「壁」として視覚的に認識しにくいような意匠を心がけた。ひとつの「膜」のように床・壁・天井と立体的に連続する茶色の面は、厨房と客席間を緩やかに間仕切るとともに、やさしく包まれた空間は落ち着きのある場所を造り出している。トイレは天井面まで達しない白のタイル貼りの「箱」とすることで家具のような様相を呈し、奥行きを阻害しない広がりのある空間に寄与している。

通りがかりの人びと、地元鎌倉の人びとの憩いの場所となることを期待している。

  • 喧噪的な周囲の環境や建物とコントラストをつけるためシンプルにデザインしたファサード。庇とサインを一体的にデザインし床までを白で統一することで建物の外観から独立した様相をもつよう配慮。
  • 客席。家具も奥行きを阻害しないミニマムでデザイン性の高いものとしている。
  • 白い空間の中に、茶色のひとつながりの「膜」と白いタイルの「箱」を天井から切り離して配置することで、奥行きを演出し空間に広がりを持たせている。
  • 小窓のようにミラーをディスプレイし広がりを演出。
  • 最小限のスペースと機能の洗面。オープンな空間となるため、デザイン性の高い器具を選定。
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設計事務所

MINIMA

住所 〒153-0065 東京都目黒区中町2-48-7-216
TEL 03-3715-3696
FAX 03-6303-3145
代表者 髙橋 信悟

建物概要

名称 takeya
所在地 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38
施主(事業主体) 個人
設計(監理) MINIMA
施工会社 有限会社 きこりたち
工事期間 2011年7月〜2011年8月
建築用途 飲食店