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ホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイア
デザイナーのためのヨーロッパホテルガイド 〜水まわり編〜 Vol.79
ホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイア
(イタリア・ミラノ)
2011.09.01
Hotel Principe di Savoia Milano
Add: Piazza della Repubblica 17 20124 Milano Italy
Tel: +39 02 62301
Fax: +39 02 659 5838,
+39 02 2900 6781
E-mail:
reservations@
hotelprincipedisavoia.com
URL:
http://www.hotelprincipedi
savoia.com
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ホテルには10フロアに269室と132スイートの全401室。泊まったのはダブルのデラックス・プレミアムルーム。ルームナンバーのプレートも歴史を感じさせる。
ドアを開けると左手にクローゼット付きのエントランスフロア。正面にバスルームへの引き戸、右手に部屋へのドア、いずれにもインレイの装飾。
アラベスク調の模様のラインを目で追い続けたくなるカーペットのデザイン。
壁の化粧張りやドレープたっぷりのカーテンのダマスト織りの柄が、照明の具合で美しい光沢を帯び、安楽椅子はフローラル模様を織り上げた絹張り、イタリアの絹織物業の伝統と精緻の職人技術を改めて実感する。ベージュ、クリーム色、肌色、優しいカラートーンのネオクラシックなインテリアの中で牡丹色の革の椅子と漆黒の鏡のフレームがビビッドなアクセントに。家具は18世紀インタルジア(寄木細工)の匠ジョゼッペ・マッジョリーノのスタイルを受け継ぐ。
ナイトテーブル用ランプの脚のデザインに、メモ帳のグラフィックデザインもマッチ。
ヴェルディのオペラ「アイーダ」の譜面が飾られ、オペラファンには感激。
石鹸置きはホテルのロゴをあしらった貝形の磁器。この黄色い石鹸を使っていたら朝食にどうしても目玉焼きを食べたくなってしまった。
深緑と濃淡の赤、各々に個性の強い大理石3種で、広いバスルームの壁と床に大胆な幾何学パターンが描かれる。洗面台はロッソマニャボスキ大理石製。アメニティはアクア・ディ・パルマ。
バスルームに入ってすぐ右手がシャワー。バスルームへの引き戸は内側が鏡になっている。シャワーはパーティションもドアもクリアーなガラスで主役の大理石が隠れることはない。
機能的な蛇行状のヒート式タオルハンガー。
バスルームに入って左側にトイレ。
ホテルのリムジンシャトルで街に出ると、ドゥオーモ脇の王宮広場でミンモ・パラディーノのインスタレーション「塩山」に遭遇。直径35m、高さ10mの山は、シチリアから運ばれた塩。このパブリックアートは嘗て大地震で街が破壊されたジベリーナ(シチリア島)の再建プロジェクトだった。東北の復興への願いも込められているようだった。
王宮美術館(パラッツォ・レアーレ)でのマニエリズムの芸術家ジュゼッペ・アルチンボルド展を機に、広場にはアルチンボルドの肖像画から抜け出たかの巨大な胸像が登場。野菜、果物、樹木、魚介類で構成される驚異の肖像画が各国の美術館から一堂に集まった。
ドゥオーモ広場では、1930年代のファシズム建築パラッツォ・デッラレンガリオが20世紀美術館「ムゼオ・デル・ノヴェチェント」となり、ミラノの魅力がもう一つ増えた。
モダンアートが苦手という人でも、広場への眺めのために入館しても後悔しないだろう。宙に光るルーチョ・フォンターナのネオンのストラクチャーと。窓からの街の眺めと他にはない空間体験。
美術館のカフェバー&レストラン「ジャコモ・アレンガリオ」のロビー空間。イタリア未来派の時代へと思いを馳せながらカンパリソーダを飲みたくなる。
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