デザイナーのためのヨーロッパホテルガイド 〜水まわり編〜 Vol.84

ソーゾー・ホテル

2013/07/01

SOZO HOTEL

Add: 16 rue Frédéric Cailliaud 44000 Nantes France
Tel: +33(0)2 51 82 40 00 
Fax: +33(0)2 40 77 79 40 
E-mail: contact@sozohotel.fr
URL: http://sozohotel.fr

ナントの中央駅北口から150メートルの位置。19世紀の小さな教会がデザインホテルに。

一夜明けて裁判所ホテルから、今度は隠れ家的で小さな教会のホテルへと移動した。通りからは本当にこの建物の中にデザインホテルがあるとはとても信じられない。19世紀に建設された教会をベノワ・ボワトー氏が3年がかりで純白のデザイン&アート・ホテルに蘇生させた。「SOZO」とはソゾと読むのかソーゾーと読むのかフロントで聞いたら「ソーゾー」とのこと。ひょっとして?と思ったら、本当に日本語の「そうぞう」からとったそう。「想像」か「創造」、どっちか聞くのを忘れてしまったが、クリエイティブだし、イメージを膨らませてくれるし、両方あわせた「SOZO」にしておきたい。客室は全27室で、エクスペリエンス、テンテーション、セダクションと3タイプある。ベッドヘッドの壁にステンドグラスの丸窓がある部屋か、ベッドルームからパノラマウィンドーで教会のステンドグラスを鑑賞できる部屋(2部屋のみ)がお薦めだ。チェックアウトの時にゲストブックのページをめくってびっくり仰天した。フィリップ・グラスの一言とサインが最新コメントだったのだ。スタッフの話では、私達の部屋の隣の208号室だったとか。そしてなんとコンサート終了後にホテルに戻ったグラスは、ロビーのグランドピアノを弾いていたとのこと。ラウンジのソファに腰を下ろし、もう一度天井を見上げると、グラスの「メタモルフォージス」のピアノのメロディーが耳の奥に流れた。ナントの最新ホテルは教会からホテルへ、裁判所からホテルへと美しくメタモルフォース / 変容させることに成功したのだった。

ホテルのロゴ。

教会の後陣が巧みなミラー効果のデザインもありドラマチックなロビー空間になった。カウンター上部にせり出した建築内にパノラマウィンドーの部屋がある。

レセプション&バー。

カウンターのフラワーアレンジメント。

このグランドピアノをフィリップ・グラスが演奏。

コンスタンティン・グルチッチのチェアワンに腰かけてオンライン。

爽やかな朝にぴったりのブレックファストルーム。ロビーの椅子と同じ3色のアクセントカラーがテーブルにも。

パブリックエリアのニッチのフラワーアレンジメント。

階段室にも独特の雰囲気が漂う。

ロビーから見上げるとバーカウンターの上部、下の方の窓の部屋。209号室。聖職者がカーディナルピンクと呼ばれるボタン色と白が貴重のインテリアのアクセントになる。

ベッドから教会の美しいステンドグラスを堪能できる。

バスルームへはヒーターを境界にしてオープンに繋がる。

おしゃれな巾着風のバッグにドライヤーが隠れる。

テュエリー・ミュグレーの小石のようなオーガニックなデザインのアメニティ。

写真では完璧に再現できないが、バスエリアはオパールのような光沢のあるモザイク。

写真右がホテルに滞在された世界的な作曲家フィリップ・グラス氏。左はヴァイオリニストのトム・フェイン。ナントのコングレスセンターにて。

ホテルは通りを隔てて真向かいがナントの植物園で、春にはツツジも満開。

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