.8 houseができるまで Vol.01

~理想の住まい~

自分の理想の住まいを想像します。
想像するときは、朝起きてから、朝食をとって、休みの日には友達が集って、また、子供と遊んだり、ヨガをしたり、机にむかったりを想像します。
そして、そのイメージを具体的に形として考えると、一つの大きなかたまりの家ではなく、小さなものが集落のように集まる分散型の家が浮かんできました。
小さくて、開放的で、中と外が連続して緩やかにつながっています。

例えば、建築家の名作でいうと、清家 清さんの「私の家」。
戦後の狭小住宅として、1954年に「私の家」が建てられ、その後、1970年に「続私の家」、1989年に「倅の家」が増築されています。
名作住宅といわれている「私の家」は、5m×10mの15坪、RC造平屋建ての箱(上にコンテナの納屋が載っています)であり、玄関なし、扉なしの究極のワンルームとなっています。トイレにもドアがなく、壁で空間を分けています。
土足での生活を想定して設計されているため、外部との段差無しで、広い庭から土間のように連続した空間となっています。

私の家01
©Photo by Shinkenchiku-sha

15坪(約50㎡)のワンルームで、トイレにもドアがない最小限の空間は、かえって最大限の豊かさを引き出していると思います。(我が家にはトイレにだけドアをつけましたが)
土足の想定で、室内と庭の段差がなくフラットに続いていたワンルームと庭は、内と外がつながり、それだけでよくて、それが一番気持ちいい!
それもまた、中と外をつなげる キーポイントでもあります。

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