〜Nico-house〜 第4回

「工事編」 ~Nico-house 自然に子育てが出来る住環境を求めて~

本格的に工事が始まりました。工事期間中は1~2週間に一回、設計者、現場監督、各職人さんが集まり、定例会議という打ち合わせを行います。そこで、設計図書の説明や現場との擦り合わせを行うのですが、うちの事務所では、お施主さんにもなるべく工事内容を知ってもらうため、可能な範囲で日程調整をして参加してもらうようにしています。

R0011604-1280定例会議

実際の工事の方は、まず設備配管をして、床下地と壁下地を造ります。
マンションの場合、床仕上げにはL-45とかL-40などの遮音等級が指定されているので、無垢のフローリングを張る場合、遮音性能のある床下地を使用します。うちではよくクッション性のある束を使った2重床にして各部屋の段差をなるべくなくし、床下には設備配管や電線等を通しています。

R0011607-1280給水給湯排水管

バスルームは下地にまず防水層を作ります。お風呂の位置を移動したので、真下が浴室ではないため、水が漏れては大変。浴室の壁の上の方までしっかり防水します。

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また、水まわりの位置が変わると排水音も気になるので、浴室の他、洗面、キッチンなどの排水管は防音にも配慮します。

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そして、壁や天井にはボードが張られていきます。
マンションの場合、騒音に対する苦情があり、あまり躯体にアンカーを打てないので、下地の受け材を躯体に接着して、そこに仕上げをしていきます。

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家具屋さんとの打合せは、お施主さんと鍋や包丁などの大きさなどを検討してキッチンの詳細寸法を決めたり、収納家具の納まりなどを決定します。

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寝室の窓下にはトチの無垢板のカウンターも設置されました。

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現場がある程度できた段階で色決めも行います。
実際に何色か塗ってもらい、既に決まっている部材のサンプルも並べ、現場の光で見て判断します。
家具は面材の木目や木の手触りが感じられるよう、塗膜を作らないタイプの塗料を含浸させてから拭き取ります。

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リビングの一部はアクセントウォールにし、その時代の気分で色を変えることにしました。
今回はウォームグレー系にすることにして、サンプルを作ってもらい、実際に塗る色を調整します。

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バスルームは防水下地が乾いたあとモルタルなどで下地を作り、石やタイルを貼付けていきます。その際、事前に設計でタイル割りをしっかりしておかないと、半端が出たり目地が通らなくなったりして見苦しくなってしまいます。今回は床に緑がかったグレーのスレート(石)、壁には若干不揃いですが自然な風合いのある白いタイルを選びました。

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収納家具にも扉がつき、選んだ色で塗装が施されました。

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そして、キッチンの壁もアクセントウォールにしようとなり、昔の実家のクッションフロアの模様が印象に残っているとのことで、タイルで再現することにしました。
ショールームで独特の形状のタイルを採用し、数色あるタイルの割合を指定して、工場で調合して作ってもらうことにしました。
出来上がりはランダムな配色でシート状になってくるため、完成までドキドキです。

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