海外展示会

ISH2023 視察レポート VOL.1

2023/04/13

今回から3回にわたり3月に開催された展示会、ISHの様子についてレポートさせていただきます!
ISHは2年に1度、ドイツのフランクフルトで開催される「Water」と「Energy」がテーマの衛生設備・厨房・空調の専門見本市です。
2021年はコロナ禍につきデジタル開催だったため、2019年以来4年ぶりに会場での展示会が開催されました。

出展社数もデジタルのみの2021年はドイツ企業を中心に373社でしたが、今回の会場開催では世界各国から2025社の出展と、コロナ前に及ばないまでも盛況を取り戻していました。
デジタルとリアル会場の両方で発信された今回のISHでは、各所でSustainable「持続可能」がキーワードとして取り上げられていました。

ヨーロッパの企業は環境への意識が高く、製造上のCO2排出量や消費エネルギーを削減する取り組みはもちろんのこと、梱包資材を100%リサイクルできるものに徹底するなど、気づきにくい地味な部分にも企業努力している様子が展示からうかがえます。

KLUDI社(ドイツ) / 再生できないプラスチックの不使用・100%リサイクル材を使用した梱包

DURAVIT社(ドイツ) / CO225%削減・水の使用量に配慮したアイデアと製品の開発を掲げる

NICOS社(イタリア) / 廃棄しても環境破壊とならない自然素材を主原料とした陶器成分の紹介

特設会場では、持続可能な浴室を実現するための商品と、資源を節約するためのアイデアが紹介されています。

サステナブルな浴室の考え方や商品を紹介している特設会場。

下の画像は、HANSGROHE社(ドイツ)の100%リサイクル資材で作られたシャワーアイテム。
廃棄となってもすべてが次の商品の材料となり、新しいシャワー製品に生まれ変わります。
ナチュラルで優しい色味が印象的で、見た目からもエコプロダクツである事を感じられる製品です。

また同社は製品のみでなく展示方法でもSDGsを体現しており、金属の足場のような、フレームの構造体でブースが形作られていました。
このフレームはISHが終了した後は丁寧に解体され、他の展示会でも再利用されるそうです。
ブース全体から資源を無駄にしない真剣な志が感じられました。

HANSGROHE・AXORのブースは同じフレームを使い、グリーンとブラックでブランドを分けている

今年のISHでは随所から、社会的な環境意識の高まりを感じる事が出来ました。
次回のブログからは展示会に合わせて発表された新商品や、そこから見られるトレンドについてご紹介していきます。お楽しみに!

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