「毎日使う水だからこそ、家族のために安心でおいしいものを選びたい」
そのように考えて浄水器の導入を検討すると、種類の多さや設置方法の違いに戸惑う方も多いのではないでしょうか。特に、キッチンのデザイン性を損なわない「浄水器一体型水栓(蛇口一体型)」と、高性能なろ過能力を誇る「アンダーシンク型浄水器(ビルトイン型)」は、新築やリフォームを機に検討される非常に人気の高いタイプです。
このページでは、「見た目の美しさ」と「浄水能力」を中心に、一体型とアンダーシンク型のメリット・デメリットを比較しながら解説します。ライフスタイルやキッチン空間へのこだわりに合った浄水器選びの参考にしてください。
1.浄水器選びで知っておきたい「5つの主要タイプ」
浄水器は、設置場所や機能によって大きく5つのタイプに分けられます。「どれを選べばいいかわからない」という方は、まずそれぞれの浄水器の特徴と、自分のライフスタイルやキッチンとの相性を整理してみましょう。
1-1.浄水器一体型水栓(蛇口一体型)
【究極の省スペースと高いデザイン性】
水栓(蛇口)の本体にカートリッジを内蔵したタイプです。キッチンシンクまわりがすっきりし、水道水と浄水の切り替えもワンタッチで簡単。新築やリフォームで標準採用されることが多く、導入の手軽さと見た目の美しさを両立したい方に最適です。
1-2.アンダーシンク型浄水器(ビルトイン型)
【プロ仕様の浄水能力と大容量】
シンク下の収納スペースに大型カートリッジを設置する本格派タイプです。高い浄水能力と豊富な水量が特徴で、飲み水だけでなく料理にもたっぷり使えます。カートリッジ交換は年1回程度と手間が少なく、キッチンに機能性と高級感を求めるこだわり派に最適です。
1-3.蛇口直結型浄水器
【コストパフォーマンス重視の入門モデル】
既存の蛇口の先端に直接取り付ける、最もポピュラーなタイプです。数千円から入手でき、自分で簡単に設置できる手軽さが魅力。フィルターが小型なため交換頻度は高め(2~4カ月)ですが、コストを抑えて気軽に浄水器をつけたい方に最適です。
1-4.据置型浄水器
【設置の手軽さと高性能の両立】
キッチンシンク横に本体を設置し、ホースで蛇口と接続するタイプです。アンダーシンク型に匹敵する高い浄水能力を、大がかりな工事なしで導入できるのが魅力。カートリッジの寿命が長く、賃貸住宅などで施工が難しい環境でも、性能を重視したい方に最適です。
1-5.ポット型浄水器
【場所を選ばない手軽さ】
専用のポットに水を注ぎ、フィルターで自然にろ過するタイプです。設置工事が一切不要で、購入後すぐに使えるのが最大のメリット。卓上に置いて使えるほか、持ち運びもしやすく、冷蔵庫でそのまま冷やして保管することもできます。まずは飲み水だけをおいしくしたい方に最適です。
ここからは、特にデザイン性が高く満足度も高い「一体型水栓」と「アンダーシンク型」の2つを比較しながら詳しく深掘りしていきます。
3.スタイリッシュな「浄水器一体型水栓(蛇口一体型)」の魅力と注意点
「浄水器一体型水栓」は、キッチンの水栓(蛇口)本体やシャワーヘッド部分に小型の浄水カートリッジを直接内蔵したタイプです。
2-1.魅力とメリット:キッチンの美観を損なわないミニマリズム
「浄水器一体型水栓」の最大の魅力は、「浄水器の存在を感じさせない」高いデザイン性にあります。
・外付けの器具が一切なく、蛇口の先端に大きな部材もつかないため、キッチンの世界観をそのまま活かせます。ミニマルなインテリアを好む方や、アイランドキッチンの開放感を大切にしたい方に最適です。
・蛇口まわりがコンパクトな構造で、大きな鍋やフライパンを洗う際にも邪魔になりません。シンクを隅々まで広く使えるのは、毎日の家事において大きなストレスフリーにつながります。
・多くのモデルがレバーやボタン一つで「水道水(シャワー/整流)」と「浄水」をスムーズに切り替えることができ、操作性に優れています。日頃のお手入れもシンプルで、負担になりにくいのも魅力です。
2-2.注意すべきポイント(デメリット):性能と利便性の一長一短
「浄水器一体型水栓」は、見た目がスマートで扱いやすい反面、構造上の制限から生じる注意点も理解しておく必要があります。
・カートリッジが本体に内蔵されるため、比較的小型になります。そのため、使用量やご家庭の水質、選ぶメーカー・機種によって大きく異なりますが、交換の目安は一般的に3カ月に1回程度となります。アンダーシンク型と比較すると、メンテナンスの頻度は多くなります。
・ろ過できる水の量(ろ過流量)も、本格的なビルトインタイプと比べると少なめです。大きな鍋にたっぷり水を入れたい時などは少し時間がかかり、効率を重視してお料理がしたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
・多くのモデルで、浄水モードのまま熱いお湯を通すと、カートリッジが劣化したり、吸着した不純物が放出されたりする恐れがあります。そのため、浄水は水(常温)での使用が基本となり、お湯を浄水して使うことはできません。
「浄水器一体型水栓」は、「大掛かりな設備は不要だが、水道水をそのまま使うのは抵抗がある」「キッチンの美観を第一に考えたい」という方に最も支持されている選択肢です。
3.プロ仕様の浄水能力「アンダーシンク型浄水器(ビルトイン型)」
「アンダーシンク型浄水器」は、その名のとおりシンクの下に大容量のカートリッジを設置するタイプです。専用の浄水用水栓と兼用水栓の2タイプあります。
3-1.魅力とメリット:料理の質を一段上げる「水」の豊かさ
「アンダーシンク型浄水器」の最大の強みは、カートリッジのサイズです。
・カートリッジが大きいため、一体型では除去しきれない微細な不純物や重金属など、より多くの物質を除去できるモデルが豊富で、高い安心感が得られます。まさに「プロ仕様」と呼べる浄水性能です。
・一度にろ過できる水の量も多く、たっぷりの浄水が使えます。大きな鍋やケトルに水を入れたり、野菜を洗ったりお米を研いだりする際も、水道水と同じ感覚で使えるのでストレスがありません。
・カートリッジ交換は年1回が目安のモデルが主流です。「数カ月に一度の交換はつい忘れてしまう」という方でも、年に一度の定期メンテナンスだけなので、管理が非常に楽になります。
・シンクの上に機能部が露出しないため、こだわりの注文住宅や高級マンションのような、すっきりとしていながらも本格的なキッチンを演出します。
3-2.注意すべきポイント(デメリット):導入時のハードル
高性能ゆえに、検討時に押さえておくべき「コスト」と「設置スペース」の課題があります。
・本体価格に加え、専門業者による設置工事(水道配管との接続)が必要となり、一体型よりも導入時の初期費用が高くなる可能性があります。
・シンク下にカートリッジを設置するため、引き出し式収納のシステムキッチンでは、干渉しないか事前にスペースの確認が必要です。収納量が一部減る点も考慮しておくと安心です。
・専用の浄水用水栓を設置する場合は、シンクや天板に穴あけ加工が必要となります。原状回復が求められる賃貸住宅では、設置が難しいケースが多いのも事実です。
「アンダーシンク型浄水器」は、「家族が多く、料理にもたっぷり贅沢に浄水を使いたい」「メンテナンスの頻度を最小限に抑えたい」という、実用性と安心感の両方を求める方に最適です。
4.その他の選択肢:手軽さ重視なら「蛇口直結型浄水器」と「据置型浄水器」
「本格的な工事はハードルが高い」「まずは今のキッチンで手軽に始めたい」という方には、以下の2タイプも有力な選択肢です。
4-1.蛇口直結型浄水器:コスパ最強の入門モデル
既存の蛇口の先端に、自身でカチッと取り付けるタイプです。家電量販店やホームセンター、インターネット通販でも手軽に購入できます。
・メリット: 本体価格が数千円から購入でき、数分ほどで設置が完了します。工事が不要で賃貸住宅でも導入しやすく、低コストで浄水を試したい場合に最適です。
・デメリット: 蛇口の先端に本体がつくため、見た目や使用時に圧迫感が出ます。また、カートリッジが非常に小さいため寿命が短い(2~3カ月)、頻繁な買い替えが必要です。
4-2.据置型浄水器:高性能を手軽に
シンクの脇に本体を設置し、ホースで蛇口と接続して使用するタイプです。
・メリット: カートリッジが大きいため、アンダーシンク型に匹敵する高性能なモデルが多く存在します。設置工事が不要で、できるだけ手軽に高い浄水能力を求めたい方に適しています。
・デメリット: キッチンシンクの横に本体を置くため、調理スペースが狭くなってしまいます。また、蛇口から本体へつながるホースが露出するため、見た目に存在感がでることや、ホースまわりの掃除に少し手間がかかります。
5.失敗しないための「比較・選び方」チェックリスト
最後に確認したい4つのポイント――あなたに最適な浄水器を選ぶために、最後に4つのポイントを確認しましょう。
5-1.家族構成と使用量
・1~2人暮らし: 飲み水中心であれば、ポット型や蛇口直結型でも十分対応可能です。 5-2メンテナンスの頻度 5-3.キッチンの見た目とスペース 5-4.除去物質の確認
・3人以上の家族・料理好き: 浄水量が豊富な「アンダーシンク型」や「据置型」を選ぶと、料理中もストレスなくたっぷり使えます。
・交換の手間を軽減したい方:年1回交換で済む「アンダーシンク型」が安心です。
・こまめでもコスト重視の方:カートリッジの単価が比較的安価な「蛇口直結型」が向いています。
・デザイン重視: キッチンをショールームのようなすっきりとした印象を保ちたいなら、「浄水器一体型水栓」、または「アンダーシンク型」がおすすめです。
・収納重視:シンク下の引き出しをフル活用したい場合は、収納を圧迫しない「浄水器一体型水栓」を選びましょう。
日本の水道水は安全基準を満たしています、カルキ臭だけでなく、鉛やトリハロメタンまでしっかり除去したい場合は、高性能なカートリッジを搭載できる「アンダーシンク型」や「据置型」をおすすめします。
6.まとめ:あなたのライフスタイルに合うのはどっち?
浄水器選びに「正解」はありませんが、ご自身の優先順位に合わせて選ぶのがベストです。
・「キッチンの美しさを保ちつつ、飲み水を手軽に確保したい」 → 浄水器一体型水栓 がおすすめ
・「料理から飲料まで、最高品質の水をたっぷり、手間なく使いたい」 → アンダーシンク型がおすすめ
まずはご自宅のキッチンの蛇口が、「交換可能なタイプ」かどうかを確認してみましょう。もしメーカーや型番が分かれば、取り付け可能な具体的な製品候補をリストアップし、ぜひ納得のいく選択をしましょう。
◇セラトレーディング取り扱い商品:アンダーシンク型浄水器(ビルトイン型)