住宅を検討している方であれば、誰もが一度は耳にしたことがある「ユニバーサルデザイン」。
「ユニバーサルデザインって、聞いたことはあるけどよくわからない」「費用がかかりそう」「デザインがいまいち」と感じる方も多いかもしれません。
しかし、ユニバーサルデザインにはメリットもあります。正しく理解し、早目に取り入れることで長く住みやすい住宅づくりにつながります。
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは、使う人の年齢や性別、文化の違いなどを問わない「すべての人にとって使いやすいデザイン」のことです。
ユニバーサルデザインとよく混同されやすいバリアフリーは、障がい者や高齢者など特定の人にとっての障りがあるものをなくし、使いやすさに配慮したものですが、ユニバーサルデザインは、障がい者や高齢者だけではなく、すべての人が対象となります。
ユニバーサルデザインを考慮した住宅は、全ての人がストレスなく使えるよう配慮してデザインされているので、二世帯住宅のように年齢の幅が広い家族であっても全員が使いやすく、年月を経ても変わらず快適に暮らせる工夫がされています。
ユニバーサルデザイン商品のラインアップ
見た目よりも使いやすさなど機能面が重視されている商品が多く見られるユニバーサルデザイン。
しかし、デザイン性とユニバーサルデザインを両立した商品もあります。
例えば、S20シリーズの洗面ボウルは薄型形状で前面のカーブが体にフィットし、椅子に座ったままでも使いやすいデザインとなっています。
また洗面ボウルだけでなく、TALIS CAREシリーズやVOLAシリーズの水栓金具はレバーハンドルが長く、子供からお年寄りまで、誰もが使いやすいデザインになっています。
「その他にも、底に滑り止め、左右にハンドグリップが付いたCera Original Collectionシリーズのバスタブや、浴室内に取り付ける転倒防止に役立つバスグリップも、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品と言えます。
家族みんなが住みやすい住宅へ
誰もが使いやすいように配慮された住宅は、家族が高齢になっても、一緒に住む家族構成が変わっても、使いやすさは変わりません。
年齢を重ねて問題が生じてから対応策を考えるのではなく、最初からユニバーサルデザインを住宅に取り入れることをおすすめします。
近年では、若い方をターゲットにしたマンションなどでも廊下やバスルームに手すりを設置したり、玄関や床の段差をなくしたりする工夫は、すでに取り入れられています。
ユニバーサルデザインは、安心して長く住むためにはかかせないものだと言えます。
また、住宅の間取りについても、広い視野で考えておきましょう。
将来的に子ども部屋や介護用の部屋などとして使用できる多目的スペースを設けることも、ユニバーサルデザインを考慮した住宅の一例です。
家族が長く快適に生活できる住宅づくりとして、ユニバーサルデザインの視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。