Chameleon House

Prague, Czech Republic

2015/11/02

全景。正面に見えるのはリンゴの木に面したリビングルーム。*1

バスルーム夜景。*1

独自の風景を獲得するための仕掛け

キッチンとダイニングテーブルを中心に6つの部屋が放射状に配置された設計が特徴の、チェコ共和国の首都プラハの郊外に建つ住宅。各部屋は2枚のコンクリート壁と大きな開口でつくられ、窓からは異なる樹木が眺められる。
リビングルームからはリンゴの木、ベッドルームからは桜の木、バスルームからは桃の木、ゲストルームからはトウヒの木、子供部屋からはクルミの木が見え、それぞれ独自の景色が広がっている。開口を制限したのは、静かな風景を獲得するためと、近隣住宅、道路、遊び場からの視線を遮るためでもある。

リビング・ダイニングルームから外部を見る。
部屋と樹木の関係。
1階平面図。

カメレオン・ハウス

設計はチェコの建築家ペトル・ハイエク。スロバキアの首都ブラチスラヴァにあるAFAD(Academy of Fine Arts and Design)のデザインスタジオで教鞭をとる准教授で、自身が設計した「クルコノシェ山脈環境・教育・研究センター」で2014年ピラネージ賞を受賞している。
この住宅には「カメレオン・ハウス」という名がつけられている。設計者によるとカメレオンが発想の源ということで、四方八方に広がる窓はカメレオンの目のように周囲を観察し、外壁はカメレオンの皮膚のように半光沢の仕上げ材で覆われ、庭の緑色と空の青色を反射している。上空から見ると、芝で覆われた庭の中に手足を広げるカメレオンのように思える。

左がリビングルーム。右に見えるキッチンの奥がベッドルーム。*1
キッチン越しに見る。左がバスルーム、右がベッドルーム。*2
バスルーム。*2

窓外を楽しむバスルーム

家の中にはふたつのバスルームがある。ひとつは浴槽をもつメインバスルーム、もうひとつはゲストルームに備えられたシャワー室。メインバスルームに面した桃の木はオーナーの先祖が植えたもので、未使用時もガラス越しに見ることができる。
メインバスルームで使われている素材は天然ワックスとオイルを含浸させたブナ合板、浴槽はベージュ色の人造大理石。これらの素材を選択したのは、できるだけ結露を防ぎ窓外の景観を損ねないためである。窓外を楽しむための工夫がバスルームにも凝らされている。

雪景色の外観。*3

子供部屋。*1

分解図。

Credits and Data

Project title
Petr Hájek Architekti
Program
Private Residential
Location
Prague, Czech Republic
Site area
1,627㎡
Floor area
137㎡
Design period
2011
Construction period
2013 – 2014
Architect
Petr Hájek Architekti
Main architect
Petr Hájek
Design participation
Cornelia Klien, Ondřej Lipenský, Martin Stoss
Structure (materials)
concrete, plywood, glass, polyurethane foam + finish
Photographs
*1= Benedikt Markel, *2= Pavel Pszczolka, *3= Radka Jankova

株式会社エー・アンド・ユー

1971年1月、株式会社新建築社を母体として株式会社エー・アンド・ユーを設立するとともに、月刊『a+u/建築と都市』を創刊。『a+u/建築と都市』は、世界の建築情報を国内外へ提供するために、和英バイリンガルで創刊された月刊誌。 新鮮な建築情報は、海外からも高い評価があり、現在世界110カ国で購読されています。
http://www.japlusu.com

CASE STUDY 納品事例

戸建住宅・ホテルなど、実際に当社の商品が納入された事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりにお役立てください。

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2022/01/05

富山県 消滅集落のオーベルジュ「Cuisine régionale L’évo」

人口わずか500人の富山県南砺市利賀村に、かつて存在した集落である「田之島」。一度は消滅したこの集落を、まるごとホスピタリティの空間としてデザインした、究極の地産地消を目指したオーベルジュ。地域に根差した文化や建築様式を読み取りデザインすることで、この場所ならではの新しい風景をつくった。

素材を大切にするこの施設では、食材はもちろん、水にまでこだわっている。周辺の山間から集められた澤水によって活動が成り立つこの施設において、衛生器具は、ここでの体験を演出する重要な役割を担う。土着的な建築デザインの趣に馴染みながらも、ラグジュアリーな宿泊空間を演出できる器具を模索する中で、洗練されたフォルムのグレー色の陶器に辿り着いた。施設の空間を象徴するデザインのひとつとなった。

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2021/08/02

東京都 南麻布の家

都内屈指の公園に面し、窓からは隣接する公園の樹木、遠景には東京タワーを望むヴィンテージマンションのリノベーション。都心でありながらここまで自然に囲まれた環境は唯一無二であり、まるで軽井沢の森の中にいる感覚を味わえる立地の良いお住まいだった。そこで公園の風景を各部屋で最大限楽しめる計画とし、インテリア素材は公園の樹木と呼応する素材をちりばめ、室内と屋外が連続するように設計した。

元々2カ所あった浴室は、それぞれ個性が異なる空間となるよう、1方はバスタブのある浴室、もう1方はシャワールームとした。ほとんどの生活を海外拠点や軽井沢で過ごされるお施主様にとって、プライベートホテルのような使い方も想定し、ホテルのような落ち着いた雰囲気になじむセラトレーディングの商品を選定した。

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2021/03/31

神奈川県 葉山加地邸

国の登録有形文化財として登録された、1928年竣工のプレーリースタイルの邸宅をホテルにリノベーションしたプロジェクト。

当時の設計はフランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新。彼の作品のなかでも特にフランク・ロイド・ライトの直接的な影響が幾何学模様を駆使したデザインなどに現れている。わたしたちは歴史を継承しながらも、従来の保存という枠を超えて現代のライフスタイルに合致した新たなデザインを生み出すことを目標とした。

具体的には、文化財の最重要箇所は保存に徹したうえで、プレーリースタイルの哲学を表す幾何学をモチーフに新たなデザインを作り出し家具等様々な場所に活用した。また文化財保存に影響なく変更できる部分を活用し、地下に吹抜けの浴室をつくるという大胆なプログラムを提案した。浴室では歴史や様式を継承しつつ、現代的なシンプルさを表現するのに十分なデザイン性をもった水栓金具を選定した。

わたしたちが目指したのは、現代と過去との対話を表現し、新たな生活を楽しんでもらうためのデザインである。

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洗面

2020/12/01

東京都 側庭の家

二世帯住宅の建て替え計画。

北と西側が道路の角地で、斜め向かいには保育園があり、子供たちの元気な声が響き渡る環境だった。まず道路境界からオフセットして住空間にかざすように壁(側壁)を建て、その内側に角地の建蔽率緩和を利用し、ゆったりした住空間を計画した。

住宅地では建築を敷地の片側に配置し、残った部分を主庭や前庭にする住宅をよく見かける。また、都市部の住宅では、プライバシーを守る住環境を確保するために中庭形式をとる家も多い。この敷地でも南側に主庭を設けたり、中庭を設けるボリュームチェックも行ったが、残地部分が限られてしまい、良好な庭・環境が確保出来ない。そこで始めに設定した側壁に沿って庭を分配し、側壁と住空間の開口を調整して、音や視線から守られつつも、光や風は取り入れられるバッファーゾーンを確保した。またその開口を通し道路から空が見え、視線が抜けるようにすることで、外部への圧迫感の緩和を図った。

側壁の外側、道路との間が「外側庭」、内側の住空間との間が「内側庭」となり、外側庭は道行く人たちに季節ごとに緑の変化を提供し、内側庭には一日や一年、時間により様々な光が差し込む。

外側庭を空地に自生したような風情にすることで、完成当初からそこに存在していたような佇まいにして「年月で朽ちる家ではなく育つ家を」と言う要望に応えた。

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