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デザイナーのためのヨーロッパホテルガイド 〜水まわり編〜 Vol.68

ハウス トゥリパン イム シュルー(ドイツ・ヴォルプスヴェーデ)

2009.09.15

Haus Tulipan im Schluh

Add: Im Schluh 37a_27726 Worpswede
Tel: 04792-95 02 98
Fax: 04792-95 02 98
E-mail:
tulipan@studio37.de
URL:
www.haus-im-schluh.de
ブレーメン観光に是非加えたいのが近郊のヴォルプスヴェーデの芸術家村。白樺の美しい小さな町ヴォルプスヴェーデには19世紀末から20世紀初頭にかけて画家のハインリッヒ・フォーゲラーやオットー・モーダーゾーン、詩人のリルケなど芸術と生活が融合する理想郷を求めたクリエーター達が集まった。自然をクリエーションの源として絵画や彫刻に限らず建築、インテリア、家具、工芸、デザインと総合的な芸術活動をこの北の寒村で展開する。



マルタ・フォーゲラーがハインリッヒ・フォーゲラーとの別離後、藁葺き屋根の農家を建設し織物工房と民宿を営んでいた「ハウス・イム・シュルー」(左の建物)。今も曾孫が管理しペンションとして営業されている。右の建物が「ハウス・トゥリパン」。
庭は薔薇の香りに包まれるカフェテラス。



2002年に修復、改装が完了し「ハウス・トゥリパン」(チューリップの家)の4室がゲストルームに加わった。

ハインリッヒ・フォーゲラーのロマンあふれる傑作「春」を眼前に、感動の朝食ルーム。マルタが白樺の林に立ちフォーゲラー自身を象徴する小鳥を静かに見つめる。

ロビー。ステンドガラスはブレーメンの芸術家ゲオルク・カール・ローデの作品。




泊まったのは2階の屋根裏、元はアトリエだったスペースにあるツインルーム。ハインリッヒ・フォーゲラーのデザインしたチューリップの家具がロマンチックな部屋に映える。壁にはフォーゲラーの銅板画がさりげなく掛かる。食べきれないほどの朝食込み2人で99ユーロ。






バスルームも可愛い。お花のランプに鏡のフレームも花模様、淡い薄紫の壁、洗面台には扉の代わりにギンガムチェックのカーテン。
食事にはハインリッヒ・フォーゲラーが建築もインテリアも設計したユーゲントシュティール(ドイツのアールヌーヴォー)のヴォルプスヴェーデ駅に出かけたい。

駅のホームはカフェテラス席でもある。

昔の1等車の旅客用待合室。レストラン席。

天井照明もフォーゲラーのオリジナルデザインのまま。



昔の3等車の旅客用待合室が今は居酒屋風のお店。
2等車の旅客用待ち合い室だった空間のテーブル席。鹿のモチーフの壁紙もオリジナルのデザイン。


作家エドヴィン・ケーネマンのためにブルーノ・タウトが1926年設計した森の中の半円球形住宅建築も見逃せない。ユニークなフォルムから「ケーゼグロッケ」(=チーズカバー)と呼ばれる。