築50年の歴史と未来をつなぐ、人に・経営に・地域に優しいオフィスリノベーション
設立60周年の節目を迎え、築50年が経過した旧本社社屋の老朽化や、1・2階で部署が分かれていたことによるコミュニケーションの課題を解決するため、大規模なフルリノベーションを実施した。
設計にあたっては、長年地域に親しまれてきた旧社屋のフォルムや頑丈な構造体の面影を大切に残しながら、既存の基礎と躯体を活かして再生。執務スペースをワンフロアへ集約し、フリーアドレス制を導入したことで、部署の垣根を越えたスムーズな連携と時代に即した柔軟な働き方を実現している。
さらに、設備の刷新や吹き抜け構造の見直しにより「ZEB Ready」認証を取得し、高い省エネ性能と年間を通じた快適な室内環境を両立。水まわりにはセラトレーディングの上質でデザイン性に優れた洗面ボウルや自動水栓などを選定し、社員が愛着と誇りを持って働ける洗練された空間へと仕上げた。平時は働きやすく、災害時には地域の方々の避難所としても機能する、地域の未来に寄り添うオフィスとなった。
設計事務所
成島建設株式会社
- 住所
- 〒300-2307 茨城県つくばみらい市板橋3101
- TEL
- 0297-58-1131
- FAX
- 0297-58-3109
- 代表者様
- 成島 隆平
- ご担当者様
- 福田 大輔
- URL
- https://narushima-mirai.co.jp/
建物概要
- 名称
- 成島建設株式会社 オフィス & ショールーム
- 所在地
- 茨城県
- 施主
- 成島建設株式会社
- 統括設計
- 有限会社 大野建築設計事務所 / e do design一級建築士事務所
- 施工
- 成島建設株式会社
- 工事期間
- 2024年3月~2025年1月
- 建築用途
- オフィス
ご採用商品
2026/10/01
東京都 上目黒の家
木々への眺望がある候補地をお施主様と巡り、辿り着いたのが緑道に面したこの敷地だった。川が暗渠化されてできた緑道は南北の台地に挟まれた谷地にあたり、敷地も道路から緑道へ向かって1mほど下がっている。袋小路の最奥にある敷地のため、車の通行はなく、都市の喧騒から離れた静かな環境である。
一方、緑道を行き交う歩行者との距離が近いため、ただ開くのではなく適切な関係性を築く必要があった。そこで緑道に直交する壁柱の列柱を設け、壁柱に沿った視線の抜けを確保しつつ斜め方向の視線を遮ることで、「守られながら開かれる空間」を目指した。同時に壁柱は構造上の要となり、半間間隔の柱割りによって耐熱強化ガラスによる大開口を実現している。平面は不整形な敷地に沿うように雁行させ、敷地がもつ対角線方向の抜けを活かした。
断面計画では地形に呼応し、緑道へ視線を導く2枚の屋根を架けることで、厳しい斜線制限をかわしつつ、低い軒で北側建物からの視線を遮り、落ち着いたスケール感を創出。また、敷地は内水氾濫による浸水が想定されているため、高基礎にしながらも、量塊感のあるコンクリートで内部を囲い込むことで安心感をもたらした。
敷地が抱えるさまざまな条件に向き合った結果、建ち現れたのは雁行する列柱がつくる回廊のような空間であった。古くから異なる領域を隔て繋ぐ役割を果たしてきた回廊は、ここでは街や緑道と住宅が接する「あわいの空間」として存在する。
お施主様は、「この家では時間の流れがゆっくりと感じられる」と語った。壁柱による奥行きのある開口は、緑道と室内を際立たせ、風に揺れる木々や人の動きを鮮明に切り取る。一方、内部の静けさは対比によって引き立ち、洞窟の中から外界を眺めるような初源的な感覚と共に、意識は「今」という瞬間へ開かれていく。
かつての川は人びとが行き交う緑道へと姿を変えたように、この家もまた庭木の成長と共に緑に包まれていく。こうした変化の中で、建築が変わらず人の感覚を「今」へと導く存在となることを目指した。
新築
戸建
キッチン
アーバン
2026/09/01
神奈川県 RIFFhouse
幹線道路から少し入った造成地に建つ、南北に細長い敷地の住宅。
南側に広がる開放的な景色と、北側の高台に建つマンションという周辺環境に対し、プライバシーを保ちつつ閉鎖的にならず、光や景色を室内の奥までていねいに導くことを設計テーマとした。
そこで、細長い敷地の高低差に合わせてスキップフロアを構成し、床や壁の交差部に設けた隙間から光や視線が抜ける伸びやかな空間を生み出している。移動するたびに視界が少しずつ変化し、水平・垂直方向へと広がりを感じられる空間体験を生み出している。
東西面のハイサイドライトや南北の開口部から取り込んだ光と風は、吹抜けや階段、ルーバー床を介して住まい全体へ循環するとともに、家族の気配が自然と伝わる住まいとした。また、南側の庭には築山と掘り下げたアウトドアリビングを計画し、室内と屋外が緩やかにつながる暮らしの場とした。敷地奥の北側には屋根面に光井戸となる外部吹抜けを設け、やわらかな自然光をダイニングキッチンや洗面・浴室へと届けている。
制約の多い敷地条件をていねいに読み解きながら、光や風、視線を立体的にデザインすることで、外観からは想像できない奥行きと開放感を備えた住まいとなった。周辺環境と穏やかにつながり、この場所ならではの豊かなリズムが広がっている。
新築
戸建
キッチン
アーバン
2026/08/03
東京都 VISTA
玄関を入ると、正面の窓から梅や桜の木が美しく飛び込んでくる。そのような空間体験を住まいの中心に据え、窓から広がる眺望と視線の抜けを大切にしたリノベーション。
エントランスホールを大きく取り、動線と開口部をていねいに整えることで、訪れる人がドアを開けた瞬間から緑の景色へと自然に視線が導かれる、印象的なアプローチを計画した。周辺の庭の景色を室内へと引き込み、視線が空間を横断するように抜けていくプランにより、マンションでありながら自然とのつながりと心地よい開放感を生み出している。
窓の外に広がる木々や庭の緑が、季節の移ろいとともに日々の暮らしに豊かな彩りをもたらす。眺望(VISTA)を住まいの中心に据えることで、自然と室内が緩やかにつながる豊かな住まいが生まれた。
リフォーム
マンション
キッチン
アーバン
2026/07/01
東京都 H様邸
Hさんご夫妻は、長女・長男との4人暮らし。
お子さんの成長を機に、築23年のマンションを購入しリノベーションした。
ご夫妻が強く希望したのは、「凹凸のない、シームレスな空間」。家事の手間を最小限にしたいという価値観から、掃除や片付けのしやすさを家づくりの段階から徹底的に追求。
その思いを受けてデザイナーは、ユーティリティや個室を外周壁沿いにL字にまとめ、廊下をなくすことで最大限に広さを確保するプランを提案した。住まいの中心となるリビングには、アイコニックなダイニングキッチンが悠然と佇んでいる。
2.3畳のパントリーをはじめ、玄関や洗面室にも大容量の収納を確保。造作キッチンにはフロントオープン式の食洗機を完備し、動線と設備の両面から徹底的に効率化を図った。
床は磁器質タイルでオールフラットに仕上げ、壁と扉の境界も極限までフラットに。生活感を抑える工夫を随所に散りばめ、細部まで“凹凸レス”を追求した。
リフォーム
マンション
キッチン
シンプル
2026/06/01
新潟県 妙高高原のホテル
豪雪地帯に建つ高基礎をもつ3層の木造住宅をホテルへとコンバージョン。減築と増築の手法を用いることで、空間や土地に眠っていた魅力を顕在化させた。減築により生まれた吹き抜けには、この地ならではのスケールを持つ柱梁がダイナミックに現れる。同時に、吹抜空間から連続する形で東側に広がる庭にリビングテラスを増築し、内部の架構の持つ力強さが外に溢れ出したかのような、外部への拡張、増大を 試みた。また、地域資源である掛け流し温泉をカスケード利用した消雪・融雪システムなど、豊かな土地の恵みを最大限に活用している。
インテリアは窓外の雪景色を際立てるグレーを中心とした落ち着いたトーンで統一。そこに馴染むシンプルかつ美しい質感とフォルムの洗面ボウルや水栓金物を選定した。
リフォーム
戸建
洗面
ナチュラル
2026/03/02
千葉県 天空のVilla -Infini-
本計画は山の頂上に位置し、周囲を海と山と空に360゚囲われた場所に建つ、別荘兼一棟貸しの宿泊施設である。
山頂をスパッと切ってできたようなこの敷地でのクライアントの要望は
・自然と共に在ること
・風の音、水の音、木々の音が感じられること
・360゚の眺望を満喫できること
・心が癒されること
・家族,ゲストがくつろげること
それに対して私たちは“地球を五感で感じるリトリートヴィラ”を提案した。
このヴィラは、真ん中のくびれた敷地に対して“本館”“アネックス”の2棟を配し、それらをグランドレベルと2Fレベルでそれぞれ“コリドー”でコネクトすることで“∞”の形を想起させる構成となっている。
こうしてできた無限の回廊は雄大な自然の中を回遊し、大地と、海と、自身と対峙する天空のリトリート施設と昇華していく。
新築
戸建
洗面
アーバン
2026/01/05
愛知県 TD Residence
名古屋市の閑静な住宅地の一角に建つコンクリート造の住宅。
建ぺい率30%、高さ制限と最も厳しい条件を逆手に取り、地下1階、地上2階、ペントハウス付の建物を可能にした。
眺望の良い2階をリビング・ダイニングルーム、1階を各個室と水まわりのプライベートゾーン、地階を車庫、書斎、ゴルフシミュレーター室など、趣味の部屋で構成した。
プランの中央に階段室とホームエレベーターを配置し、それを取り囲むように部屋を配置した。建物の大きな特徴は、外壁の外側にもう一枚壁をつくることで、周囲からのプライバシーを確保しながら明るく開放的な空間を実現した。
オーナーは建築好きでクラシックカー、オーディオ、アート、家具にも精通する趣味人。そんな審美眼を損なわないように、建築はコンクリート、鉄、石、木といった本物の素材で構成し、シンプルで品のあるデザインを心がけた。
新築
戸建
洗面
アーバン
2025/12/01
神奈川県 H様邸
クライアントご夫婦は、ブルースタジオが手がけた神奈川県座間市にあるホシノタニ団地に居住していた。住民同士のつながりを大切にした古き良き団地の雰囲気を再現した賃貸住宅で、その暮らしを気に入っていたという。
賃貸の更新や2匹の猫との暮らしをきっかけに、より広い住まいを求めて新たな住まい探しをスタート。住み慣れたエリアの近くで、人との関わりを感じながら暮らせる環境を希望していた。通勤時間はこれまでと変わらず長いものの、オンとオフを切り替えやすい郊外での暮らしを再び選択した。
リノベーションのテーマは「空気が循環するオープンな空間」。元々3LDKだったが、壁を撤去してスケルトンにし、ひとつながりのワンルームへ再構築した。仕切りをなくすことで視線の抜けが生まれ、どこにいても窓の外の景色を楽しめる開放的な空間としている。
もう一つの特徴は、あえて作り込みすぎない計画。キッチンやリビングには造作収納を設けず、収納はウォークインクローゼットのみとした。前の住まいで使っていた家具などを活用し、キッチンにはご夫婦自らDIYでカウンターを設置するなど、暮らしながら整えていく余白を残した。オープンな洗面スペースにはホシノタニ団地でも使用していたStarck 3の洗面ボウルを採用。時代を超えて愛されるデザインがアンティーク家具とも自然と馴染んでいる。
一方で、断熱性能などの基礎的な部分はしっかりと確保。二重サッシを採用し、開放的な空間でも快適に過ごせる環境を整えた。2匹の猫とともに、暮らしの変化に合わせて少しずつ育てていく住まいである。
リフォーム
マンション
洗面
ナチュラル
2025/11/04
東京都 House Shimouma
元々オーナーが住んでいた都内の築56年の6階建てマンション。その最上階にある4LDKで、南側には150㎡にも及ぶ広大な屋上テラスと、北側に配されたインナーガーデンを備えたペントハウス構造のお住まいをリノベーションした。
個室で分断されていた屋上テラスに面した南側は、贅沢に使用されたビル用サッシの潜在力を活かすべく、開放的なワンルームのLDKにつくりかえた。水まわりの位置を踏襲した以外は、スケルトン・インフィルで全面的なリノベーションを実施した。
また、コンパクトな面積に機能を集約させたロフト構造を採用。下部を子供部屋に、階段を上がった上部はワークスペースとした。
明るくのびやかな南側LDKに対し、寝室、浴室、洗面所、玄関まわりは、北側のインナーガーデンを活かした仄暗く静謐な空間とし、ワンフロアの中にも対照的な世界観を生み出した。
本物件のようなマンションは、築年数から敬遠されがちだが、広大な屋上テラスや開口部の質など、現代のマンションにはない稀有なポテンシャルを秘めていた。この潜在的な価値を最大限に引き出し、新築では決して手に入れられない豊かな暮らしを実現するリノベーションを試みた。
リフォーム
マンション
キッチン
その他
2025/10/01
東京都 K様邸
趣味で集めた本やCD、服などの収納場所が必要となり、より広いマンションに住み替えたご夫婦。大切なものを身近に感じながら暮らせるようにデザインリフォームをした。廊下をなくし、水まわりを一箇所にまとめることで大空間のリビング・ダイニングを実現している。パブリックゾーンの床は挽板フローリング、壁はグレーの珪藻土で仕上げ、上品でくつろいだ雰囲気に。玄関とLDKの間には、読書を楽しめる小上がりを設置。ディスプレイスペースを充実させ、好きなものに囲まれ、夫婦が互いの気配を感じながら過ごせる住まいとしている。
リフォーム
マンション
洗面
アーバン
2025/08/01
東京都 A様邸
建物が肩を寄せ合って建つ仕事場併設の都市住宅。敷地は南北に細長く、前面道路と半層分ほどの高低差があったため、平面的、断面的にボリュームをずらすことで屋内への自然採光を確保している。北面のファサードには透かし積みで編み込むようにブロックを積み上げ、プライバシーを守りながら淡い光を取り込む。敷地の状況から半層ずつずれながら積層されるリビング、ダイニング、ルーフテラスを、全方向から使えるキッチンが要となってつなぎ、それぞれが個性を放つ。一方で、地階(前面道路階)のガレージから続く仕事場は、街と視覚的につながりつつ、上階の居住エリアに緩やかにつながる下層階の要となっている。
採光とプライバシーのためのファサードは、夜には暮らしのあかりが外に漏れ、街の安堵の灯りとなるだろう。
新築
戸建
トイレ
アーバン
2025/06/02
北海道 N様邸
築40年に迫るマンションの一室を全面リノベーションして完成した、二人暮らしの夫婦の自宅兼オフィス。開放感のあるリビングダイニングを中心に、豊富な採光を活かしつつ家具などのインテリアアイテムと調和する空間を目指した。シンプルでありながら、フローリングやタイル、パーティションなどの素材感がアクセントを加えている。水まわりや空調設備など実用性を求められる箇所においては、日常での使い心地とデザイン性の両立を特に重視してレイアウトや器具を検討した。
VOLAの水栓は施主が以前の自宅でも使用しており、今回はキッチン、洗面所、トイレの全てで採用。フリッツ・ハンセン、特にアルネ・ヤコブセンの家具を中心に設えた空間の中で、彫刻性と機能性を極めたヤコブセンのデザインにおける集大成のひとつであるVOLAのアイテムはこのプロジェクトの重要なポイントとなっている。
リフォーム
マンション
洗面
ナチュラル
2025/03/03
京都府 HOTEL VMG VILLA KYOTO
大正9年、当時大阪一と言われた料亭のご主人が茶会を催す私邸として建てられた数寄屋建築。祇園のお茶屋建築を多く手がけた数寄屋大工によって建てられ、随所に素晴らしい意匠が施されていた。建物は敷地形状に沿って南北に細長く、西寄りに配置されており、建物の東側には立派な庭が設けられていた。各部屋には庭が眺められる大きな窓があり、数寄屋建築ならではの雁行した平面配置により、建築全体として庭と一体の空間構成となっていた。
元々素晴らしい建物だったが、ホテルとして機能するために必要となるのが設備の設置。それに伴い必要となる天井の改装には技術的、デザイン的に検討を重ね、数寄屋建築の素晴らしい意匠をできるだけ残しながら設備の設置を実現した。天井以外についても終始既存建物へ敬意を払いながら設計し、細部の色合いや素材は現場でていねいに確認しながら決定していった。
水まわり設備はホテルとして最新設備の設置が求められるため、築100年の建物に新旧が心地よくなじむように、新しい仕上げ材や造作家具と共に設置した。
その結果、既存の状態を保ちつつ、あるいは寄り添いながら、100年前の数寄屋建築の空間構成、意匠性は変わらない快適なホテルとなった。
リフォーム
ホテル
洗面
和モダン