-
デラックススイート。黒い梁がリズムをつくり室内をひきしめる。 -
レセプションカウンターには薪を積み上げたデスクを使用。
北欧の洗練されたデザインと寛ぎの空間
世界でもトップクラスのパウダースノーゲレンデを持つニセコスキーエリア。
そのスキーエリアを擁するニセコ積丹小樽海岸国定公園内に1985年開業したホテルを改装し、「ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ」は、2007年にオープンした。
今回の改装工事は開業以来の大規模なもので、20年前の内装を現代的な内装に変更することが大きなテーマであった。
その中で内装のデザインコンセプトに挙がったのが「Scandinavian Chic」。
冬の夜が長い北欧・スカンジナビアでは、多くの時間を室内で過ごしても苦にならないよう配慮され、空間が非常に洗練されたものとなっている。
北海道と共通したファクターを持つこともあり、機能美、永く愛される質の高いデザイン − 北欧デザインの大きな特徴であるそれらに、インプレッシブな要素を加えたものをホテルのデザインコンセプトとした。
ただ温かみを感じさせるだけではなく、力強さを調和させた、落ち着いた大人のリゾートである。
-
外観。建物はB1Fから3Fの構成。
-
エントランス。1Fから3Fまでを吹き抜けとし、穏やかに広がるくつろぎを期待させる空間とした。
-
ウィルダネスライブラリーの様子。ホテルのテーマにあわせ、インテリアも北欧のテイストでそろえている。
-
モダンなデザインのインテリアが置かれたリビング。
-
フリースタンディング型のバスタブの奥には、シャワールームを設けた。
-
バスルームの壁は、ロビーやウィルダネスライブラリーと同様に赤煉瓦の雰囲気となっている。