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2010.04.28
  • 既存柱梁ラーメン構造が明快に現われているリビング。
  • 玄関から洗面室を通して浴室を見る。仕切りは全て回転扉。

住みながら変化を楽しむ家

場所は築35年ほどの5階建て雑居ビルの最上階。
他の階ではオフィスや住戸が各階4戸入る平面に、共用廊下も含むワンフロアすべての改修である。
テラスも含めると180m²もあるワンルームとなる。

住む場所としてのスケール、プロポーションを脱した空間と柱梁の構造体——この「少しばかりの非日常」に対して、それらに現実的な扉、収納家具、棚などの具体的な機能や日常の「もの」、そして建築の部位も同じように扱い、それらを点在させる。
既存の未完成感や肌理の粗さ、古さに、引き寄せられた「もの」が拡散している状態。
家事や仕事、休息など住む行為は、それぞれが身体的で小さな場所での出来事だが、ふと目を移すと急に世界が変化する。
日常と非日常とが同居していながら、日々の暮らしで切り替わりが繰り返される。

この段階でできたそうしたラフな状況に住み始め、住みながら日用品や雑多な「もの」を足していったり、変えてみたりする行為が全体で建築として成り立つと、生活がとても自由なものになるのではないかと感じている。

  • 南側のテラスに開放するリビング。南面の細長開口による逆光に満たされた空間を生み出す。
  • 東側の壁埋め込み足場板本棚。
  • リビングからダイニングキッチンを見る。
  • 洗面室から浴室を見る。
  • パロンバシリーズの浴槽を使用した浴室。

設計事務所

株式会社 若松均建築設計事務所

住所 〒158-0081 東京都世田谷区深沢7-16-3-101
TEL 03-5706-0531
FAX 03-5706-0537
URL http://www.hwaa.jp/
代表者 若松 均
担当者 泉 悦子

建物概要

名称 Sakura flat
所在地 東京都渋谷区
施主(事業主体) 個人住宅
設計(監理) 株式会社 若松均建築設計事務所
施工 和田建築 株式会社
工事期間 2009年10月〜2009年12月
建築用途 マンション(リフォーム)