京都市 S邸

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2010.11.30
  • 入浴時に坪庭のグリーンを楽しむことができる浴室。
  • 坪庭から浴室を見る。坪庭とつながることで、半屋外的な雰囲気を持つ。

倉庫をリノベーションした家

京都特有の隣家が密集した地域。そこに建つ倉庫を住宅としてリノベーションした物件である。
リノベーション前の倉庫は、壁面から外光を得られず、特に1階に外光が届かない建物であったため、自然光を取り入れ光あふれる空間にすることは、住宅として使用するために必要不可欠なポイントであった。

そこでリノベーションに際しては、天井より外光を確保できるトップライトの他、下階にも光が行き渡る吹き抜けを設け、ふんだんに光が入る空間を目指した。白と天然木を基調とした内装の効果もあり、室内に入った光をより広がりのあるものにさせている。

また、坪庭とつながる水まわりをつくり、この地域にありながらも開放的なバスルームを実現。洗面と浴室をつなげることで風通しのよい、よりひろびろとした水まわりとなった。

リノベーション前は暗く倉庫であったが、今回のリノベーションにより、光あふれ、天然木のあたたかなぬくもりを感じられる住宅として生まれ変わったと思っている。

Before

  • 改修前(1階)。特に1階には光が届かず暗い。
  • 同じく改修前(1階)。写真中央の光が入り込んでいる部分を浴室とすることに。

After

  • 階段から浴室を見る。自然光の入る水まわり空間。
  • 壁のモザイクタイルは白をメインに金色や銀色、ガラスモザイクを適当にちりばめた。
  • 有機的な形の大きめの洗面器は優しい雰囲気を作る。カウンターはタモ材の一枚板を使用。
  • 浴室を屋外側から見る。坪庭は外部から見えないプライベート空間のため、夏季は浴室の扉を開放して入浴できる。
  • 洗面から続く浴室。浴槽は洗面器と同デザインのもの。床や浴槽周りは、公園の滑り台などに使用される人研ぎ仕上げとした。無機質な仕上げながら、職人の手作業を感じることができる。
  • 階段と吹抜け状部のトップライト。光を妨げないように手すりもシンプルな形状とした。
  • 浴室を屋外側から見る。坪庭は外部から見えないプライベート空間のため、夏季は浴室の扉を開放して入浴できる。
  • リビング。トップライトから届く光は、季節、時間によって刻々と変化し、まるで踊っているかのよう。
  • キッチンからリビングダイニングを見る。仕切りがないだけでなく、素材もリビングダイニングと同じ天然木のキッチンとすることで、食事の準備中も団欒に参加できる。
  • シンクはW1000の特注品。調理だけでなく手洗いとしても機能するよう、ダイニングに近い位置に配置した。
  • 階段周りのCD棚。CD棚は吹抜け周囲の手すりも兼ねている。床は桐フローリングで素足に優しい。
  • 2階の洗面。トイレ用手洗い以外に客室用の洗面も兼ねている。
  • トイレ。自然光を取り込むことで、より清潔感のある空間とした。グリーンや壁のアートがあることで優しい空間となる。

設計事務所

コトリ設計事務所

住所 〒602-0858 京都市上京区寺町通広小路下る東桜町50
TEL 075-708-2207
FAX 075-708-2207
e-mail birdsong@amail.plala.or.jp
代表者 杉本 美代子

建物概要

名称 京都市 S邸
所在地 京都府京都市
施主(事業主体) 個人
設計(監理) コトリ設計事務所
施工 櫛谷建築
工事期間 2009年9月1日〜2009年11月30日
建築用途 戸建住宅(リノベーション)