逗子市 山の根の住宅

絞り込み検索

2011.08.01
  • もともと会議室だったところを住宅に大改造。キッチン、ダイニング、リビングがワンルームとなっている。

事務所から、緑につながる住宅へ

敷地は、神奈川県逗子市の緑が多い、のどかな場所に位置している。 クライアントは夫婦と3歳の子供の3人家族+ネコ一匹で、近所に住んでいたところ、中古で売りに出ている当物件とめぐり合ったという。
もともとは、築20年の鉄骨造の建物で、住宅ではなく事務所として使われていた。

設計にあたっては、1Fの事務所機能はそのままに、2Fを住居にすることとした。そして、それぞれの動線が干渉せず、かつセキュリティー上も分離されるように配慮している。

建物は長方形のシンプルな形状なので各室の区割りを慎重に面積配分して、狭すぎず大きすぎず程よいプランにした。
子供がまだ小さいとのことで、特に別部屋を用意するわけではなく、将来さらにリフォームできる余地も残している。

一番のポイントはリビング、ダイニング、キッチンである。広く見せるための一体感を求め、キッチンは完全にオープンとした。
さらに、新たに設置したバルコニーを介して、外に見える緑と連続的に見えるように設計している。

before

  • リフォーム前のファサード。ごく一般的な押出成形セメント板で造られていた。
  • 2Fはもともと会議室として利用されていた。
  • リフォーム前の1F事務室。手前に受付用の大カウンターがある、一般的なレイアウトの事務室であった。ここは、リフォーム後も引き続き事務所として利用することになったが、住宅との動線やセキュリティーなど踏まえて全面的にやり直した。

after

  • リフォーム後の正面のファサード。住宅らしい存在感を示すために、外壁に杉板を張り、新たにバルコニーを設置した。サッシュもほとんど刷新し、ガラスもペアガラスにして、温熱環境を向上させた。
  • 右側の既存の出入り口は、そのまま住宅用の玄関扉として利用した。一方、左側に事務所の玄関を新たに設置して、大ガラス面を通して中が見えるように開放的なつくりにした。
  • 1F事務所は、玄関扉を開けると土足のまま入って打ち合わせできるスペースを用意した。
  • 階段はもともと事務所仕様として広かったので、片側を本棚とし、通称「階段図書館」と呼ばれている。
  • 全開口できるサッシュから、そのまま外のベランダに出られるようにした。目前に広がる緑とのつながりを感じることができる。
  • リビングは夜にゆっくりくつげる居心地の良さを考慮し、間接照明、スポットライト、DLを効果的に配した。
  • キッチンは、ダイニングとリビングに直接面したフルオープン型とし、一体感を演出。水栓は、MINTAを使用した。
  • トイレは、最新の節水型を取り入れ省資源への貢献を意識している。小さな廊下を介して、リビングとつながったプランとした。
  • 洗面所とバスは狭さを感じさせないように、ガラス扉で仕切られている。浴槽につかりながら、洗面所にある窓から外の山々を眺めることができる。
  • 浴槽は、セラオリジナルのアクリルバスをチョイス。形状がシンプルで無駄がなく、今回の設計にふさわしかったため、発売後すぐ納品を決めた。

設計事務所

アーキグラフデザイン

住所 〒249-0002 神奈川県逗子市山の根3-5-8
TEL 046-872-9611
FAX 046-872-9611
URL http://plaza.harmonix.ne.jp/~shig
代表者 内海 繁

建物概要

名称 逗子市 山の根の住宅
所在地 神奈川県逗子市
施主(事業主体) 個人
設計(監理) アーキグラフデザイン
施工 日本住研株式会社 担当:根津 浩
工事期間 2010年3月~2010年7月
建築用途 住宅 兼 事務所