外につながる伸びやかな家
築25年の一戸建ては、建物の壁にすっぽりと囲まれており、“外の視線を気にせず暮らせること”が最大のメリットである。
そこで今回、既存のポテンシャルを最大限に活かしたリフォームプランを考えた。
リビングに面した屋外の吹き抜けにデッキを設け、腰窓を大きな全面窓に変更し、別のフロアにいる家族に気配を伝えている。
休日はここでゆっくりとブランチをするなど、セカンドリビングとして心地よく過ごすことができるようになった。
LDの壁の一部には、自然そのもののテクスチャーを感じさせるトラバーチンを貼り、その他の壁・天井は珪藻土で仕上げた。
窓からは光がたっぷりと注ぎ込み、それをつややかな白いタイルが受け止めつつ、空間全体に拡散させている。