湖畔に佇む旅館
朝霧に包まれ、周りの山々の景色を水面に映し出し、静寂に包まれた湖が目の前に広がる。
そこには神秘的な風情と静寂の贅を尽くした時間がある。
落ち着いた素材や色で構成された空間で、移りゆく空の色や雲のかたち、束の間のドラマをもたらす光と影、水のゆらめきをじっくり感じてもらう為に、照明は極力自然光が活かされるように低めの間接照明を灯している。
露天風呂付きの客室からは、目の前の絶景と一体化したような浮遊感を得られるように設計した。
雲仙の自然環境や地域文化を尊び、我が家のように寛げる場としてあたたかく迎えてくれる場を目指している。