「Between」~間を楽しむ家~
角地に建つこの住宅。
開放的にはしたいけれど、単純に外に開いた建て方ではなく、建物とは別の見立ての壁を設けて、視線をさえぎりながら適度に外と通じる住まいにした。見立ての壁により、室内と外部の中間領域が生まれ、季節によって室内が外部へと広がり、外部が室内に取り込まれていく空間になっている。更には外部に対して閉鎖的にならないよう見立ての壁に開口を設け、プライバシーを保ちながら、光と風、外部の気配を内側に導き入れている。
また2階にあるクライアントこだわりのバスルームは、テラス空間と連続し、さらに明るく開放的で心地よい空間になっている。読書をしたり、お酒を飲んだりリラックス出来る空間としても機能する。季節やシーンに合わせて、住まい手がこの「間」の空間を楽しみながらフレキシブルに使える場所となるよう配慮している。