海辺のアンティークモダンな別荘
海の近くにあるリゾートマンションを購入したご家族。ウィークエンドやサマーバケーションを家族や友人と過ごす、“別荘”にリフォームした。築38年の古いマンションのため、間取りが細かく、窮屈な印象だった。そこで壁を大胆に動かし、天井高を上げて開放的な空間に一新。窓から注ぐさわやかな潮風と太陽の光が、リゾートらしい開放感をつくり出している。
大空間の間延びした印象を避けるため、LDKと寝室の間には厚い壁を設けた。曲線を描く開口部からは寝室へと視線が通り、心地よい抜け感を感じさせている。その壁はたっぷりとコテ跡を残しながら珪藻土を塗り、天井には化粧梁を設置。床は深みのある色合いの杉のフローリングを張った。お好みのアンティークテイストにリラックスした空気をプラスし、非日常感を演出。暖炉やハンモックなど、心はずむアイテムも導入した。ウッドデッキを張ったバルコニーは、アウトドアリビングとしても活用可能。貴重な週末を、海を眺めながらリラックスして過ごせるようになっている。