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2019.04.01
  • 中央の黒のボックス部分はレッドシダー板張りで、高めの天井のリビングダイニングエリアとスキップフロアのサブリビングエリア。建物全体と既存庭の高木の見え方を意識した北側外観。

内外で季節感を共有する住まい

建て主は既存庭に対しての思い入れが強く、幼少期の思い出が詰った庭には樹齢70~80年の高木や古池があり、これらのほとんどを残し建物を配置している。庭は建物配置により玄関を意識した招きの前庭と各諸室が囲い込む憩いの主庭に分け、古池は溜め水だった状態を循環できるよう水庭を造り、前庭と主庭を繋ぐ中間的領域に設けた。建て主の要望は、「庭と池を必ず残すこと」と「家族同様のペットとともに暮らせる空間、庭づくり」、そして「医学専門書を含めた3000冊程度の書庫」を強く要望された。庭はペットの運動を兼ねた散歩ができるよう造園業者の方に協力していただき、内部の空間に関しては2階の書庫を除いて全てのエリアをペットと共に暮らし、季節による木々の変化・木洩れ日・どこからとなく聞こえてくる野鳥の鳴き声、そして水庭のせせらぎの音は、内外を通じて四季折々に異なった表情を奏で、その変化が住居全体にスローライフな感覚をもたらしてくれる住まいとなった。セラトレーディング商品は使用場所を含めデザイン性を重視して当事務所から建て主に提案した。

  • 招きの前庭を眺めつつ、重厚感あるウォールナット無垢材の玄関扉に行き着く玄関アプローチ。​
  • 新居に違和感なく溶け込む古池を介してみるリビングテラスの夕景。
  • ダイニングキッチン。レンジフードの目隠しに使用した、職人の手仕事感が残る素朴なタイルのアクセント壁。
  • リビングとスキップしたサブリビングを見る。TV上のアクリルケースの飾り棚は、愛猫の遊び場としてのキャットウォークも兼ねる。正面奥の壁はオープンなダイニングキッチンとの統一性を演出するため、キッチンのアクセント壁と同材の素朴なタイルを使用。床はペットの足に負担の無いように、粗面な大判のタイルと、帯鋸加工を施し、汚れ止めのガラス液体樹脂塗料を使用した無垢フローリング仕上げとしてある。
  • 玄関ホールからリビングまでの動線上にある2階書庫への階段。正面に見える水庭を含めた奥行き感の意匠性を重視したストリップ階段とした。
  • 水庭の水面に映る木陰や水の揺らぎが、季節感と癒しをもたらす。
  • 前庭の高木と水庭を覗き見できる2階書庫にある小さなライブラリーコーナー。
  • トップライトから自然光が差し込むドレスルームに併設するパウダーコーナー。右手トイレのドアは姿見鏡としても使える。
  • 小さな光庭を設けた来客用トイレ。植物と自然光が狭小のスペースに心地よい空間の広がりを与えている。

設計事務所

Architect Office ATELIER J-in

住所 〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-2-14 岡島ビル2F
TEL 06-6539-5960
FAX 06-6539-5961
代表者様 眞伏 仁
ご担当者様 眞伏 仁
URL http://atelierj-in.matrix.jp

建物概要

名称 T-h
所在地 兵庫県たつの市
施主 個人
統括設計 Architect Office ATELIER J-in
施工 株式会社 ソネック
工事期間 2017年1月~2017年9月
建築用途 住宅