神奈川県 中田の自邸

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2020.01.06
  • 長方形のボリュームを3つ組み合わせた平面形状の間に、エントランスや小さな庭を設けている。
  • エントランスにはコンクリート平板が小径のように並べられ、植栽の間を抜けて室内に導かれる。

生活を街に繋ぐ隙間をつくる

敷地は変形した5角形の角地で、周辺の敷地分割線はさまざまな角度となり、周囲は住宅に囲まれていた。そこで周囲の住宅の角度を観察し、それらと異なる角度を取り入れ、開口同士の視線の干渉や、壁面の近接を防ぎながら、隣家や街に小さな緩衝スペースを複数つくり出そうと考えた。

室内は折れ曲がる壁で緩やかに分節され、高さの異なる3つの床レベルを繋ぐ中央に配置された階段の螺旋運動に伴い、開口を通した風景が壁によって見え隠れしながら重なり、さまざまな方向に視線が展開する。3つの長方形を組み合わせた単純な平面形状ながら、見える風景や奥行きが場所によって変化し、時間帯や季節によっても表情の異なる居場所が生まれている。

この家では、洗面器を脱衣場ではなく天井の高いホールに設置したいと考えていたため、単体で美しく、モノを置くなどの使い勝手も両立できる洗面器を探していたところ、セラトレーディングの製品にたどり着いた。

  • エントランスの扉を開けるとすぐにホールが現れ、建築の構成を見渡すことができる。
  • 子ども部屋は、ベッドを浮かし、その下をクローゼットとして、机も備え付けた。
  • 寝室はコンクリートの壁に囲まれた静かな場所で、開口も最小限にとどめている。
  • 主寝室から吹抜けのある階段を見通す。様々な光が開口から入り込み、室内でありながら外部のような感覚になる。
  • ホールに設置されたセラトレーディングの洗面器。開口からの光や緑と調和して、居心地のよい空間を演出している。
  • ひとつながりの螺旋階段ではなく、3つの床を繋ぐように分割して配置された黒皮仕上げの鉄製階段。
  • キッチンはダイニングスペースから直接見えないようにしてあるが、動線と視線は通る効率のよい配置にしている。
  • スタディスペースとダイニング、キッチンが一枚の壁を介して仕切られている。
  • 南側の最上階に配置されたテラス。日差しを取り込み、室内にささやかな外部空間とのつながりを演出してくれる場所となっている。
  • テラスと繋がるリビングは、階段のある吹抜けとも連続し、落ち着ける場所でありながら、ダイニングやスタディスペースとも緩やかに繋がっている。

設計事務所

川辺直哉建築設計事務所

住所 101-0052 東京都千代田区神田小川町3-6-8 伸幸ビル5F-A号室
TEL 03-6273-7803
FAX 03-6273-7804
代表者様 川辺 直哉
ご担当者様 川辺 直哉
URL http://www.kawabe-office.com/

建物概要

名称 中田の自邸
所在地 神奈川県横浜市
施主 個人
統括設計 川辺直哉建築設計事務所
施工 栄港建設
工事期間 2015年5月~2016年3月
建築用途 住宅