南東の景色を取り込む住まい
敷地は閑静な住宅街にある開発地の一区画。道路から敷地に高低差があり、アプローチには7-8段の階段を設けた。少し高台となり、方角によって視界の抜け感と眺望が得られる。そのため、南東方向の松林と海側の景色をできるだけ住まいに取り込むように計画した。
お客様の要望であった1階にダイニングキッチン、2階にリビングを配置するほか、音楽室(趣味室)、洋室を2部屋、寝室、サンルーム、WIC、水まわりと、部屋の構成は多かったが、シンプルなL字の間取りに部屋を納めた。
また、1階の天井高を2021mmと抑えたが、大開口とすることで天井高の低さを感じさせないようにした。
今回部屋数がいつもより多く、高さ制限も厳しかったため、プランと外観の構成苦慮したが、低い切妻屋根と深い軒が得られ、伸びやかで開放感のあるお住まいとなった。