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夜景をはじめとした隣り合う「景色」は、都心の高層居住空間だからこそ与えられるステータス。夜は静けさの中で美しい夜景を眺め、キッチンが日々の疲れを解きほぐす「最高の癒しの場」となっている。美しいオーダーメイドキッチンを競うFANTASTIC KITCHEN COMPETITION 2015では入賞作品に選ばれた。
「都心の別荘」でエレガントに暮らす
都心の一等地に建つ高級マンションを、ホテル代わりのセカンドハウスとしてフルリノベーション。
このプロジェクトに求められたものは、多忙な日常から切り離された「心から寛げる心地よさ」と「ホテルのようなラグジュアリー感」、そして「美しさ」。建築の「美しさ」は、「暮らしやすさ」との両立を考えることもまた、大切な基準として考えている。
セカンドハウスにありがちな目立った演出や過度な装飾は、あえて行なっていない。
必要最低限の機能性を確保しながら3LDKから1Rへと改修するなど、シンプル且つ大胆、そして贅沢なプランを心掛けた。
インテリアは「上質感」と「全体のバランス」を考慮し、一流の設備やインポート家具など、あえてひとつのブランドに統一せずこの部屋にマッチするものを選んだ。
美しい夜景や都心の風景をメインで楽しめるよう、室内にはあまり多くのインテリアを置かず、シンプルにまとめている。
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ゆとりのあるエントランスホールと廊下スペース。国内の住宅としては初めての導入事例となるFLOSの照明。単なる動線として終わらせることなく、ギャラリースペースとしても楽しめるよう、十分な広さを確保した上で厳選したアートを配置し、贅沢で魅力的な空間となるよう演出している。 -
元々2部屋だったものを1室にまとめたベッドルーム。開口部は既存パネルを取り払い、横長の連窓大開口へ変更。それにより、目下に広がる景色は、まるでスカイラウンジのような一大パノラマとなる。ホテルのようなシックなインテリアで、都心の光と濃厚な空の青を楽しむ。
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インテリアの一部として「見せる」キッチン。リビングとキッチンの境界線を取り払い、使い手の感性に働きかけた先進的なスタイルを提案している。内装だけでなく家具や家電、小物やアートまで細部に渡ってトータルコーディネートしている。 -
機能性を兼ね備え、控えめでありながらも美しいトイレ。シンプルモダンのインテリアやアートを配置した贅沢な空間。非日常を住まいで表現するためには、水まわりにもラグジュアリー感が必要。