ドイツ

サイト・ホテル・マンハイム(ドイツ・マンハイム)

ホテル情報

SYTE Hotel Mannheim

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Tattersallstrasse2, D-68165 Mannheim Germany
TEL
+49 621-490 767-0
FAX
+49 621-490 767-70
E-Mail
Mannheim@sytehotel.de
URL
https://www.sytehotel.de
マンハイムによく見られる赤い砂岩の歴史的な建物。

マンハイムにあるブティックホテル「サイト」は、中央駅のすぐ斜め前に位置し、鉄道利用の旅行者には願ってもない便利なロケーションにある。タッターザル通りとハインリッヒ・ランツ通りの交わる角、マンハイムに典型的な赤い砂岩の古典的なファサードが程よく威厳を放つ。市の保護法下に置かれる歴史的建造物をコンテンポラリーなホテル文化の香りで満たしたのは、「ホスピタリティ・ガイズ」と名乗るダニエル・シュテルンと、グレゴア・エアハルトのオーナーコンビだ。この2人にホテル総支配人のヨハネス・グレーブラーが加わり、「フレッシュ & テイスティなクラシック」をコンセプトに、全39室のホテル完成まで丸2年をかけてアイデアを練り上げていった。

このプロジェクトの特色は、プロのインテリアデザイナーにデザインを依頼せず、オーナー達が「セルフメイド!」を信条としたことにある。コンサルタントやギャラリストのアドバイスも不要だった。「自分達のホテルだから自分達でファニチャーやアクセサリーなど、何から何まで決めるのが楽しくて仕方ない。」とホテルのオープニング(2015年)前夜も3人は腕まくりし、ほぼ徹夜で内装作業に従事していた。アイデアは旅で生まれると、各地を旅し、様々な伝統芸術に喚起され、そこからもインテリアへのインスピレーションを得た。

ホテルに入って廊下の左には、スコットランドの古城の一室の雰囲気も漂うサロン。レセプションは右のバーラウンジの一部で、自転車のサドルのバースツールに腰掛けて、ちょっとドリンクでも注文するかのようにチェックインとなる。ホテルの心臓部は、そこから通りに面して空間が伸びる「サイトバー & ラウンジ」と、その奥にある劇場の舞台のようなベルベットの幕が開いて繋がるカジュアルダイニングの「フードクラブ」。コーヒーにもこだわり、サイトでしか味わえないオリジナルブレンドが開発された。インテリアは意識的にダークな重みのある色調と素材感で大人の感覚を大切にし、優しく包み込まれる空間に仕上がっている。ソファ類は座が比較的低く、高貴な印象のベルベットでも、ほっこりとリラックスできる座り心地だ。

インテリアにはマンハイムの歴史とアーバンライフの特徴が見え隠れすること、マンハイムらしさの魅力を表現することも目標だった。ホテルの壁を飾る歴史的写真の数々は、マンハイムでの偉大なる発明と、その発明者を物語る。自転車と自動車は、マンハイムと切っても切れない縁がある。カール・フォン・ドライスが、1813年に自転車の原型となった人力二輪車ドライジーネを発明披露し、カール・ベンツが発明した原動機付き三輪車が、1886年にマンハイムで初公開されたのだった。またサロンのタータンチェックの壁、部屋のベッドのイタリア産リネンの四角形パターン、バスルームのチェス盤パターンのタイルなどは、“マンハイムの四角形”(マンハイムの馬蹄形の中心市街が碁盤状に四角形に区画され有名なこと)のようで、インテリアにも様々な四角形が使われていて、それを発見するのもゲームみたいで楽しい。

エントランスのすぐ左脇にさりげなく、アンティークのシンガーの足踏みミシンが置かれてある。このミシンの脇を通る度、それは懐かしい気持ちになってミシンに触れたくなる。私がまだ子供だった頃、田舎の祖母が陽の当たる縁側に置かれていたこんなミシンで、ガタガタと枕カバーやこたつ布団を縫っていたものだ。私も祖母のミシンを使って、学校の家庭科で初めてパジャマを縫った。赤白ギンガムチェックの生地だった。このホテルでマンハイム文化にどっぷりつかると、あのパジャマまでマンハイム四角形へのオマージュだった気がしてくるから不思議だ。

タッターザル通り側にメインエントランス。
ホテルに入ると、目の前にはこの階段室へ続く廊下。一瞬、レセプションは?と戸惑う。
入ってすぐ左手にアンティークのミシン。カーテンの奥にサロンのスペース。右手のカーテンの向こうには、レセプションも兼ねるバー & ラウンジ。自転車のサドルのバースツールに腰掛けてチェックイン。
レセプションカウンター前のラウンジ。

ホテルの心臓部であるバー & ラウンジ。夜はマンハイムのホットスポットの1つ。
レストラン「フードクラブ」。

喫煙室。小さな中庭を見下ろす。
客室へのエレベーター室の前には、通りに面して凝った演出のサロンとライブラリー。

同じインテリアでも、夜はまた昼とは雰囲気も変わる。
エレベーター前の暖炉のホール。タータンチェックでスコットランドの館のよう。

客室階の廊下もとてもダークで謎めいた雰囲気。
客室のドアを開けると、まずスタイリッシュなキッチンとご対面。

リビング & ベッドルーム。
エスニックな絨毯が、木張りの床に花を咲かせる。

マンハイムの歴史を語る写真が壁を飾る。

ユーゲント・シュティールのパターンのゴージャスな壁紙。ドアの向こうはバスルームだが、まるで書斎と言ってもおかしくないダークグレーのドア。

バスルームの床は白黒のチェス盤スタイルに貼ったタイル、壁はメトロのスタイルのタイル。

2018/10/01時点の情報です

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