
洗面台を2人で同時に使う時、どれくらいのサイズにしたらいいのか?と悩む方も多いのではないでしょうか。このページでは、理想的なサイズや設置時のポイント、洗面ボウルの選び方について解説します。また、2人で快適に使用できる洗面台のメリットもご紹介します。
1. 2人で並んで使える洗面台の理想のサイズ
2人で並んで使える洗面台を選ぶ際には、サイズ選びが非常に重要です。家族やパートナーと同時に利用するためには、幅や奥行き、高さなどの寸法をしっかりと考慮する必要があります。ここでは、具体的なサイズの選び方について詳しく解説します。
1-1. 幅1200mm以上:2人でも余裕のある快適サイズ
洗面空間を2人並んで快適に使うには、幅1200mm以上が理想的です。お互いの動きを邪魔することなく支度ができ、忙しい朝でもスムーズに利用できます。また、広いカウンタースペースがあることで洗面用品や化粧品を整理しやすく、見た目もすっきりと整った空間に仕上がります。幅1200mm以上を確保することで、2人並べるサイズとして十分な余裕が生まれます。
1-2. 洗面ボウルの選び方:ダブルボウル or ワイドな洗面ボウル+2つの水栓
2人で並んで快適に使うには、洗面ボウルの選び方も重要です。
一般的には、幅500~600mm程度の洗面ボウルを2つ並べる「ダブルボウルスタイル」が定番です。2人それぞれが独立して使えるため、同時利用でもストレスが少なく、朝の支度がスムーズに進みます。
一方で、最近は幅1000mm程度のワイドな洗面ボウルに2つの水栓を組み合わせたスタイルも人気です。1つの大きなボウルを2人で共有するため、水はねや掃除の手間が減り、スペースが限られている場合や、シンプルな暮らしがお好みのデザインを求める方におすすめのスタイルです。どちらのスタイルを選ぶかは、洗面所の広さやライフスタイルに合わせて検討するとよいでしょう。


1-3. 洗面台の高さは身長に合わせるのが理想
洗面台の高さは、使用者の身長に合わせることが理想的です。適切な高さの選定は、長時間使用しても疲れにくく、快適な使用感を得るために重要です。一般的には、成人が使いやすい高さは洗面ボウル上面の高さ(溢れ面)が800mm から850mm が標準とされていますが、家族全員が快適に使用できるように調整するとよいでしょう。

1.4. 奥行きは450mm~600mm が一般的
洗面台の奥行きは、450mm~600mmが一般的とされています。このサイズであれば、日常使いに必要なスペースをしっかり確保でき、快適にお使いいただけます。奥行きが浅すぎると、水はねや使い勝手の悪さが生じる可能性があるため、適度な奥行きを選ぶことが重要です。一方で奥行きが深すぎると、スペースを圧迫し、動きにくくなります。さらに、奥行きは収納能力にも影響を与えるため、収納スペースの充実を考慮することも大切です。
家族が多い場合、収納の工夫も欠かせません。個々の持ち物を効率よく収められるように、鏡裏のキャビネットや壁面収納などを取り入れると便利です。また、ダブルボウルやワイドなボウルを設置する場合は洗面台の下も広々とした収納を確保できます。収納が十分に確保されていれば、洗面台まわりをすっきりと保ち、毎日の支度もスムーズになります。

2. 2人で並んで使える洗面台の設置ポイント
2人で並んで使える洗面台は、幅や高さ、奥行き、洗面ボウルのタイプによって快適さが大きく変わります。選ぶ際は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
・幅1200mm以上のゆったりサイズで、2人が同時に使用可能
・ダブルボウルかワイドボウル+2台の水栓か、ライフスタイルに合わせて選択
・高さは使用者の身長に合わせて調整
・奥行き450mm~600mmで快適なスペースを確保
・鏡裏や壁面収納を活用し、整理整頓しやすい収納計画
これらのポイントを押さえれば、夫婦や家族が2人並んで快適に使える洗面台を選ぶことができます。毎日使う場所だからこそ、居心地のよい空間で、1日の始まりと終わりを気持ち良く過ごしましょう。
