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2017.03.01
  • 北側前面道路より見る。南北に細長い建物の西側を敷地奥の隣地まで抜ける庭にしている。建物4周を巡る欄間とその上のスチール製小庇によって、2階が浮いているように見える。外壁の仕上げも上下階で切り替えた。

周囲の環境と呼応する心地よい住まい

小さな庭を通りから敷地の奥へ抜けるように配置し、奥にある隣家の庭と通りを挟んだ正面のオープンスペースをつなげ、庭側の隣地にある緑地と併せて、まとまりのある抜けを街に提供することが出来た。庭による近隣の緑の継承とつなぎ直しとともに、建築的には、軒や庇の水平線が強調された周囲の住宅の形式を参照しつつ、このスケールだからこそ考えうる新しい内外の関係性を目指している。庭に向かった大きな開口と、1階天井際にぐるりと廻した欄間状の開口により、外部環境が内側に侵入し、欄間やモルタルで仕上げた囲いの隙間を通して、ゆっくりと外へ抜けて行く。内部と外部が緩やかにつながったような場に落ちる柱の列は、周囲の樹木と呼応しながら、抽象的なVOIDとは違う実在感をともなった、密度のある場をつくり出している。水栓などインテリアのキーとなる器具については、オーソドックスでありながら、特別な存在感をまとう建築を求めていたクライアントに、最もお勧めしやすかったのがセラトレーディングの商品だった。

  • 南北に細長い庭は、敷地奥に面する隣家の庭と連続して、街の景観形成に貢献している。可動式のベンチは道路と庭を緩やかに仕切る役割を担う。
  • 縁側を介して庭とつながるLDK。木製引戸は壁の外側に引き込むことでフルオープンとなる。中央の小さな吹抜けは上部で子供部屋、書斎、浴室に面する。
  • キッチンとダイニングスペース。キッチンとダイニングを平面的に斜めの関係に配置することで、適度な距離感を生んでいる。ダイニングテーブルはこの建物に合わせたオリジナルデザイン。
  • キッチンを正面から見る。手前がシンク奥がコンロというII型のキッチン。LD側にシンクカウンターが突出している。キッチン水栓は、LD側から見ても美しく、インテリア要素として適度なサイズ感であるvolaを選択した。
  • 階段室を見下ろす。木造の階段が欄間のレベルで鉄板構造に切り替っている。
  • 子供部屋から吹抜けを通して浴室の窓を見る。2階は床、壁、天井をダークブラウン色で統一し、1階と対照的な落ち着いた雰囲気とした。
  • 脱衣室から浴室を見る。壁の上部はガラスの欄間で区切られ、他の部屋との連続感を出している。
  • 浴室内部。右手の窓は吹抜けに面し、正面の窓からは庭と近隣の緑を望むことが出来る。ここでもシャワー、バススパウト、浴槽はセラトレーディングの商品を選択した。

設計事務所

駒田建築設計事務所

住所 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-29-10 西葛西APARTMENTS 401
TEL 03-5679-1045
FAX 03-5679-1046
代表者様 駒田 剛司 + 駒田 由香
ご担当者様 岩本 美里
URL http://www.komada-archi.info

建物概要

名称 float
所在地 東京都
施主 個人
設計+監理 駒田建築設計事務所 駒田 剛司 + 駒田 由香
施工 栄伸建設
工事期間 2015年4月~2015年12月
建築用途 住宅