セラトレーディングの商品をご採用いただいた住宅やホテルなどの事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりの参考にぜひお役立てください。
神奈川県 S邸
株式会社 和工務店
2021/06/01
相模湾を望む眺望のよい高台に建つお住まい。
海外やリゾート地をよく旅行し、素敵なものにたくさん触れられてきたお施主様のご要望は、海を一望できるリビングと、隣地の木々の緑を活かしたバスルーム。
切妻屋根の形状を活かしたリビングの天井と床に自然素材を使用することで、隣地の緑の借景とつながり、開放感のある空間となった。
バスルームには、当初ジャグジーバスの設置を検討されていたが、最終的には以前のお住まいでも使用していたセラトレーディングのフリースタンディングタイプのバスタブを採用した。
新築
戸建
洗面
浴室
ナチュラル
東京都 SUG house
株式会社 ハクアーキテクツスタジオ
2021/05/10
廊下と個室でつないだ一方通行の行き止まり感がある3LDKプランを、二人が生活して心地よい距離感とゆとりのあるスケール感に組み変え直した計画である。
リビングダイニング・寝室・洗面室・クローク・エントランスホールをスムーズにつなげることで回遊動線を確保し、若干窮屈だった玄関、廊下は幅を広げてゆとりのあるエントランスホールとなり、2つの個室は一体化してクロークとした。さらに廊下と洗面室につながりを持たせ、洗面室・ユーティリティ・クロークをひとつながりの空間とすることで、お施主様の要望であったモダンでホテルライクなデザインとなった。
キッチン、トイレ、浴室などの水まわりは、築年数の割に比較的きれいであったため、新しくデザインされた部分と取り合いがあるところに手を入れる程度にとどめ、解体工事の範囲も一部床・壁の下地やフローリングは既存利用するなど、コストを抑えつつ新たなデザインを組み込む工夫をしている。
リフォーム
マンション
洗面
アーバン
神奈川県 葉山加地邸
株式会社 カミヤアーキテクツ
2021/03/31
国の登録有形文化財として登録された、1928年竣工のプレーリースタイルの邸宅をホテルにリノベーションしたプロジェクト。
当時の設計はフランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新。彼の作品のなかでも特にフランク・ロイド・ライトの直接的な影響が幾何学模様を駆使したデザインなどに現れている。わたしたちは歴史を継承しながらも、従来の保存という枠を超えて現代のライフスタイルに合致した新たなデザインを生み出すことを目標とした。
具体的には、文化財の最重要箇所は保存に徹したうえで、プレーリースタイルの哲学を表す幾何学をモチーフに新たなデザインを作り出し家具等様々な場所に活用した。また文化財保存に影響なく変更できる部分を活用し、地下に吹抜けの浴室をつくるという大胆なプログラムを提案した。浴室では歴史や様式を継承しつつ、現代的なシンプルさを表現するのに十分なデザイン性をもった水栓金具を選定した。
わたしたちが目指したのは、現代と過去との対話を表現し、新たな生活を楽しんでもらうためのデザインである。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
東京都 白い家(漆喰と無垢材の住まい)
神﨑建設株式会社
2021/03/01
呼吸する建材=自然素材は反ったり割れたりし、扱いにくいという固定観念に縛られず、木は自然のまま、その木の個性をみて、向き合うという気持ちで建材を使用した。構造材においては自然乾燥の桧の柱、青森ひばの土台の使用を常とし、天井と壁はすべて左官職人による漆喰仕上げを施した。集成材や合板は一切使わず、ビニールクロスなど石油化学製品も可能な限り使わないことが理想の家づくり。いま多くの建材は人工的に乾燥され、水分だけではなく天然の殺菌性・抗菌性を含んだ大切な樹脂さえも抜かれている。高温で乾燥させる目的は水分・油分を取り除き、接着剤で木と木の貼り合わせをしやすくするためで、工業製品としてのメリットこそあれ、強制的に乾燥させる、接着剤を多用することにより木の本来の特徴は消え失せてしまう。木は切られても生きている。木の細胞を殺すことなく、「木は木のままで」使いたい。自然乾燥材の持つ高いポテンシャルを誠実に使用する中に、ほんの少し遊び心のエッセンスを香らせる。この家は、凝ったデザインよりもシンプルに、無駄なものを削ぎ落とし「実質」にこだわった自邸。セラトレーディングの商品はほどよい存在感でありながら、デザインの意志が感じられ、その世界観は自然素材の持つ力、品格へすっと調和する。美しく佇む姿に、いつも自然とセラトレーディングの商品を選定している。私の建築哲学がクライアントとの共通の価値観となるよう、無垢の木や漆喰への尊敬を表現できれば、自然に豊かな住空間が生まれる、という想いと願いを込め、建築と向き合い、歩んでいる。
新築
戸建
洗面
浴室
トイレ
ナチュラル
大阪府 空堀町O邸
一級建築士事務所 コトリ設計事務所
2021/02/01
設計コンセプトは「自分自身を表現し生活を楽しむファクトリー」。
多趣味なお施主様のご要望は、収集したアートを楽しむことができるリビング、緑を眺めることができる浴室、車2台を並列できる駐車スペース。
リビングは集成材による大断面木造とすることで、柱のないファクトリー(工場)のような広いスペースを確保し、お施主様が自由にアートや家具をレイアウトすることで、自分らしさを表現できる空間とした。
また、動線の各所に設けたアート棚はLPジャケットなどを手軽に飾ることができる。
浴室・洗面室はホテルライクな仕様とし、外部の視線から守られた中庭に面することで入浴しながら光や風、グリーンを感じることができるプライベート空間とした。
各室のインテリアは構造体の梁・柱を生かし、仕上げ材料に木練り付け、漆喰塗装、自然派塗装などの自然素材を採用することでナチュラルな素材感や色彩を感じられる、やわらかい雰囲気の空間とした。
生活のメインとなる2階の各室には自然光を取り込むことで、昼間は人工照明なしで快適に過ごすことができる。
浴槽、洗面ボウル、水栓金物などの水まわり設備は、デザイン性だけでなく機能面も重要なため、お施主様とショールームで実物を確認しながら選定した。
ショールームは商品が丁寧に並べられているので、お施主様に説明しやすく、理解が得られやすいのがメリットである。
新築
戸建
洗面
浴室
トイレ
ナチュラル
東京都 都心の別邸
有限会社 ラブアーキテクチャー一級建築士事務所
2021/01/05
都内に建つ別邸である。お施主様からの要望は唯一「自宅にないもの、足りないものをモダンな空間で構成して欲しい。」ということであった。この建物は一般的な意味での住宅=日常とも、別荘=非日常とも異なり、それは日常と非日常の間にある住宅であり、日常を拡張する、あるいは新鮮に見せる、そういった効果を狙う必要があると考えた。一般的な別荘であれば、非日常的な周辺環境に建築を効果的に開くだけでそれは可能になるが、敷地が限られた都心であるが故、形態操作によって庭や自然光と関わりながら非日常を生み出す効果は限定的だと考えた。そこで、建物の外観からインテリア、家具、ファブリックまでをボーダーレス、かつ等価に扱いデザインすることで新たな環境表現を試みることにした。日頃から世界中を旅し、上質なものや空間に触れているお施主様は、建築やインテリアに対する造詣が深く、その要求のレベルは非常に高い。その要求に応えるため、インテリアコーディネーターやテキスタイルデザイナー、照明デザイナーに頼ることなく、空間を構成する全てを私一人で緻密にデザインすることにした。水栓等衛生器具も、その空間を構成する重要なアイテムのひとつと考え、場所ごとに慎重に選定した。形態と多用される素材や仕上げ、エクステリアとインテリアを等価に扱い、そこで動く人や自然光とのインタラクティブな関係の中で、無数のシーンを体験させることで、日常でありながら終わることのない非日常を建築で成立させることができた。
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
エレガンス
アーバン
東京都 側庭の家
株式会社 大塚聡アトリエ一級建築士事務所
2020/12/01
二世帯住宅の建て替え計画。
北と西側が道路の角地で、斜め向かいには保育園があり、子供たちの元気な声が響き渡る環境だった。まず道路境界からオフセットして住空間にかざすように壁(側壁)を建て、その内側に角地の建蔽率緩和を利用し、ゆったりした住空間を計画した。
住宅地では建築を敷地の片側に配置し、残った部分を主庭や前庭にする住宅をよく見かける。また、都市部の住宅では、プライバシーを守る住環境を確保するために中庭形式をとる家も多い。この敷地でも南側に主庭を設けたり、中庭を設けるボリュームチェックも行ったが、残地部分が限られてしまい、良好な庭・環境が確保出来ない。そこで始めに設定した側壁に沿って庭を分配し、側壁と住空間の開口を調整して、音や視線から守られつつも、光や風は取り入れられるバッファーゾーンを確保した。またその開口を通し道路から空が見え、視線が抜けるようにすることで、外部への圧迫感の緩和を図った。
側壁の外側、道路との間が「外側庭」、内側の住空間との間が「内側庭」となり、外側庭は道行く人たちに季節ごとに緑の変化を提供し、内側庭には一日や一年、時間により様々な光が差し込む。
外側庭を空地に自生したような風情にすることで、完成当初からそこに存在していたような佇まいにして「年月で朽ちる家ではなく育つ家を」と言う要望に応えた。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
東京都 外苑前C邸
カガミ建築計画
2020/11/02
都心にあるヴィンテージマンションのリノベーション事例。
リノベーション前の部屋は、風格のある框扉など、重厚なつくりのヴィンテージ空間だった。お施主様のご要望であった「モダンなイタリアン家具が似合う、エレガントモダンな空間」に、元々ある良質な建具や枠などを残し、框扉の装飾要素を一つのモチーフとして空間デザインを考えた。
装飾付きの框扉は、グレージュ色に塗装し、壁にはモダンな框風の掘り込みデザインを施して、古さと新しさ、エレガントさとスタイリッシュさが、同居する空間をつくった。
キッチンはカウンター上にスライド扉を設けて、セミオープン式とした。来客がある時や生活感を見せたくない場面では、扉を閉めることで、クローズキッチンに変身させることができる。
間取りは、リビング、キッチンスペース、来客用トイレの拡張を行った。空調設備、水まわり設備も床下の配管から新しいものに入れ替え、住まい全体の機能性もアップした。
洗面台や、トイレには、実際にお施主様とショールームへ行き、体感しながら決めたセラトレーディングの洗面・手洗ボウルと水栓を採用した。シンプルでありながらデザイン性が感じられ、お手入れのしやすさ、扱いやすさがお施主様の一番の決め手となった。
リフォーム
マンション
洗面
浴室
アーバン
京都府 TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS
株式会社 リビタ
2020/07/01
1914年築の登録有形文化財が一部残る建物(旧日本生命京都三条ビル / 設計:辰野・片岡建築事務所)を改修した、THE SHARE HOTELS 6店舗目のホテル。「ローカルへ旅を継ぐ」をコンセプトに、イベントやポップアップショップなどのコンテンツを展開し、宿泊者と地域プレーヤーの新たな出会いを生み出すことを目指している。また動線計画や素材の使い方の工夫により、一部残る文化財の雰囲気や価値を館内全体に波及させ、既存部分と新しい部分の関係性を重視してデザインした。客室の洗面台には、直線的ですっきりとしたデザインかつ、ワイドが450mmで圧迫感のないハーフベッセルタイプの洗面ボウルを採用した。
リフォーム
ホテル
洗面
キッチン
その他
兵庫県 M邸
株式会社 TBJインテリアデザイン建築事務所
2020/07/01
平成の大火に見舞われ、長い月日を経て復興を果たした築150年の古民家の改修。
全体のテーマであった「陰翳礼讃」を表現すべく、障子や格子窓からの光と陰の造形や日本の色にこだわり、統一感を出せるよう設計。
この古民家を再生するにあたり、日本人はもとより世界各国から訪れた人々に日本の伝統建築、伝統工藝の良さを感じてもらえるよう随所で表現した。
リフォーム
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
和モダン
その他
神奈川県 葉山の家
八木建築研究所
2020/04/01
多様な人々が集まる場所というイメージがあった。
複数の要素が寄り添ったり積み重ねたりし、外観の形に表している。
それはこの自邸兼仕事場が、時に母や姉妹達の家族も集まる大家族の家でもある為である。
自然との一体感を得たい。
周囲を小高い山で囲まれており、山の緑が庭の緑と繋がり、
それが中庭によって家の懐に入り込ませる。
さらに1階は土間と縁側が中庭に続く構成として、内外部の関係性が混ざり合う空間とした。
中庭は生活空間と仕事空間との緩衝スペースにもなっているほか、
異なる部屋間で相互の気配を感じられる関係性を生み出す。
玄関脇の塔は書庫を兼ねた階段室であるが、
複数の要素をつなぎ留めるシンボルとしてデザインした。
水まわりにはいつものようにセラトレーディングの製品で揃えている。
(八木 正嗣・八木 このみ)
新築
戸建
洗面
浴室
キッチン
トイレ
ナチュラル
兵庫県 風棲家
T-Square Design Associates
2020/03/02
自然風を使い、エアコンに頼らない生活をするための家。そんなコンセプトにピッタリなのが、2つの川に挟まれて、三方が道路に面している、この計画地である。しかし、真夏の暑さの中、エアコンなしで生活するには、色々な工夫が必要である。そこで、周囲の緑と風を取り込む(借景)仕掛けとして、開口部廻りを工夫する必要がある。開口部を3方向で出来るだけ広く確保するために、構造壁は最小限に留め、本来の室内⇔ガラス戸⇔網戸の関係性を見直し、ガラス戸と網戸(実際は網入り格子戸)の間に距離を持たせ、そこを影が生まれる中間領域とし、格子戸(網戸)越しに、京都の千本格子のように涼しい風を作り出す仕掛けとした。この網入り格子戸は、季節や時間帯ごとに光と影をコントロールし、影絵のように木陰を映し出し、室内の表情を変化させる。それによって、日々室内環境が変化する建築は、まるで生き物のようであり、「もの」とは対極にある存在となる。建築はそもそも人々に寄り添う生き物のような存在ではなかったか。「もの」と化した建築に、生命は感じられない。人は齢を重ねるごとに味わいが出てくるが、「もの」にはそれがない。ただ古びるだけである。昔、建築は古美なければならないと教わった。綺麗な建築よりも美しい建築がよい。光や影の移ろいを楽しめる建築は詩的で美しいと思う。つまり、この家は「綺麗なもの」で溢れかえる芦屋の住環境に対するシニカルなメッセージでもある。そして、昨今の日本の住宅は、様々な機械設備に頼らなければ住まいとして成立しないことを、各地の自然災害が証明しているが、本当にそれで良いのだろうか?昔ながらの住まいは、多様な機能を持った建具で仕切られ、開け放つとまるでピロティ―のように、涼しい風が流れていた。風がない日には、団扇や風鈴、打ち水等、随所に生活の工夫が見られたが、それが生活の知恵である。この、ほぼ屋外のような家で暮らすには、日々生活の知恵が必要であるが、それこそが人間らしい生活ではないかと思っている。
新築
戸建
キッチン
ナチュラル