DURAVIT デュラビット

ISO 9001

ISO 14001

ISO 50001

正式社名
Duravit AG
国名
Germany

1817年創業の伝統ある企業。国際的に著名なデザイナーによる商品を数多く送り出すバスルームブランドとして、世界130カ国以上で発売されています。職人の正確さ、技術的なノウハウを有し、またその洗練されたモダンデザインにより、多くのヨーロッパのデザイン賞を受賞しています。

ブランドについて

現在、世界中に12カ所の工場を擁し、国内外で圧倒的なシェアを誇るデュラビット社。「伝統ある進化」という企業文化を根底におきながら、革新的な技術、洗練されたデザインなどを強みとして、常に新規分野へ挑戦し続けています。

巨匠フィリップ・スタルクがデザインした「Starck」

デュラビット社の製品は、いつの時代も色あせないタイムレスなデザインばかり。フィリップ・スタルク、フェニックス・デザイン、ジーガー・デザインなど、そうそうたるメンバーによりデザインされた製品は、権威あるデザイン賞を数多く受賞しています。近年では、デンマーク人デザイナーのセシリエ・マンツと協業し、北欧デザインらしい穏やかなフォルムと淡い色合いのLUVを発表し話題となりました。

北欧エレガンスを感じさせる「Luv」
Luv by Duravit | セシリエ・マンツが手掛ける北欧エレガンスバスルーム - YouTube

また、セラトレーディングで2018年より取り扱いを開始したL-CUBEは、陶器の側面に化粧板を直接接着する、デュラビット社独自の技術「C-BONDED」を採用。無駄をそぎ落とした究極のミニマルデザインを実現しました。

バスルームファニチャーのほか、アクセサリーや水栓金具まで、デザイナーズバスルームをトータルでプロデュースする総合メーカーであるデュラビット社。長い歴史と経験に裏付けられた確かな技術力と、多様なニーズにこたえるデザイン性で、快適で魅力的な水まわり空間を演出してくれます。

水まわり空間の他、居室にも馴染む「L-CUBE」
C-bonded by Duravit | Neue Technologie - YouTube

世界的な躍進の一方で地域に根差すことを大切にしている同社が本社工場を構えているのは、ドイツ最大の自然公園シュヴァルツヴァルト(黒い森)の一角に位置するホルンベルク。現在では同公園のパートナーかつスポンサー企業でもある彼らの自然に対する敬意は生産工程にも表れており、水、空気、土壌をできる限り保護するためにあらゆる取り組みを行っています。それらは生産工程の省エネ化だけではなく、節水に役立つ製品の開発など、サステイナビリティを大切にした企業活動にも表れています。

また、ISO 14001、ISO 50001、およびPEFC(森林認証プログラム)に基づく環境への取り組みが認められ、環境に配慮した企業として正式に認定されていることも、その証といえるでしょう。

高い性能と耐久性

「長持ちする/耐久性のある(durability)」という言葉が、Duravitという社名の一部に使われていることにも表れているように、長い年月にわたりご愛用いただける製品をお届けすることはDuravitが最も大切にしていることです。長期的なサイクルで高品質な製品を作り続ける為に、「上質な材料の選択」、「技術の継続的な向上」、「製品の細部への配慮」といった重要な基準が設けられ、それらを常に維持しています。

衛生陶器の焼成

天然の粘土質原料に石英,長石等を加えて成形し,施釉ののち約1280℃の超高温で焼くことで、非常に高い硬度を持つ衛生陶器となります。
釉薬の滑らかな表面は、汚れや傷がつきにくく、清掃が容易なため、サニタリー分野での使用には理想的と言えます。
また、安全な自然素材を使用したデュラビット独自のWonderGliss表面仕上げを施すことで、衛生陶器をより長期にわたって魅力的に、かつ清潔に保つことができます。

デュラビット製品に使われている素材

暖かみのある木の素材感

デュラビットのバスルームファニチャーは、バスルーム環境での使用を想定した特別な耐水仕上げを施してあり、水の飛沫や高い湿度の中での使用にも耐えます。
白い陶器の洗面ボウルと木の質感を感じさせるキャビネットの組み合わせは、インテリア性を高め、ワンランク上のバスルーム空間をつくります。

HISTORY

今日では国際的なデザイナーズバスルームメーカーとなったデュラビット社ですが、1817年の創業時は、小さな陶器工場から事業をはじめました。

創業時より、食器を主力商品として展開していたデュラビット社が衛生陶器の分野に進出したのは1842年。その後、1956年に陶器から磁器に生産範囲を拡大し、バス・サニタリー分野に特化していきます。

1960年代には壁掛け便器を発表。当時のバスルームに機能的な側面を取り入れることが革新のきっかけとなりました。また、水まわりに形だけではなく、装飾や色にも変化をもたせた商品を発表。そして80年代に入ってからは、著名なデザイナーと次々とコラボレーションし、どの時代にも愛される魅力的な商品を世に送り出しました。

その後、フランス、エジプト、トルコ、中国、チュニジア、インドに工場を構え、同時に販売拠点を世界中に増やし、国際的な地位を確立していきます。

デザイナーとの協業は、プロダクトデザインのみに留まりません。2004年には、ホルンベルク本社にデュラビット・デザインセンターをオープン。巨大なトイレが印象的な同センターはフィリップ・スタルクによって設計され、世界中からの訪問客にインスピレーションを与え続ける魅力的な空間となっています。

2017年に創業200周年を迎えたデュラビット社。彼らはこれからも世界のトレンドを牽引するバスルームブランドとして躍進を進めていくでしょう。

本社があるドイツ最大の自然公園シュヴァルツヴァルト(黒い森)
フィリップ・スタルクによるデザインの本社ビル
1817年
ゲオルク・フリードリヒ・ホルンがホルンベルクにて陶磁器工場を開業
1842年
衛生陶器の生産を開始
1982年
アクセサリーの生産を開始
1992年
シェンケンツェルにてバスルームファニチャーの生産を開始
1994年
マイセンの工場にて生産を開始 スタルクシリーズを発表
1999年
エジプトカイロで衛生陶器の生産を開始
2004年
ホルンベルクにある本社に新デュラビット・デザインセンターを開設
2009年
キッチン、シンク、サウナ、プールのシリーズを発表
2010年
インドにセラミック工場を設立
2014年
マイセンにてデュラビット・テクノロジーセンターを開設
2017年
創業200周年を迎える

CASE STUDY 納品事例

戸建住宅・ホテルなど、実際に当社の商品が納入された事例をご紹介しております。ご自分のスタイルに合う住空間のイメージづくりにお役立てください。

MORE

2025/02/03

群馬県 僕らの家

「僕らの家」は、群馬県に建つ延床面積19坪の小さな家である。
生活に必要なスペースと建築コストを「最小」に抑えながら、心と体が休まること、豊かに暮らせることを「最大」に引き出す空間を目指した。
南面にはリビング・ダイニング・バスルームを開口いっぱいに並べ、その先に施主にとって大きな癒しのひとつである緑庭を全面に配置した。
縦スリットの木製フェンスから建物内部を通り抜ける風や植物を介して差し込む柔らかな光が、豊かさを増幅させている。
基本的な構造を平屋の大きなワンルームとし、最大限にロフトを設け、趣味と収納のスペースとした。
フロアレベルが異なるキッチンとロフトはそれぞれ南側に開かれた配置とし、ワンルームとして天井を連続させることで、空間に広がりを与えている。

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2025/01/06

東京都 House "H"

東京都心には、旗竿地が多く存在する。かつて道路基盤の整っていない地域で、街区の奥に住宅を建てる目的で自然発生したものだが、近年は接道基準を満たす目的や、地価の高い都心において、多くの宅地を獲得する手段として増加傾向にあり、異形状のものも多い。旗竿地での計画は、周囲に住宅が密集して建っているため、採光・通風・眺望・プライバシーと言った観点で環境的に不利とされる。

そのような東京都心の住宅街にある台形形状の旗竿地において、住宅の設計依頼を受けた。クライアントは小さなお子さんがいる子育て世代のご夫妻。「周囲の目を気にせずカーテンを開け放しにして、空や庭のグリーンを見ながら暮らしたい」とご要望をいただいたが、周囲は四方を隣家に囲まれ、眺望やプライバシーを確保することは困難に思われた。

まず敷地を読み込み、わずかでも開ける方向と閉じるべき方向を選択しながら、住棟の配置を検討した。幸い敷地面積が広かったため、要望の床面積の住棟を配置しても敷地内に余白ができ、余白を利用すればある程度の庭を確保できることがわかった。そこで我々は、台形の敷地形状に対して"H"型の住棟を配置し、敷地の外周にコンクリートの壁を立ててプライバシーを確保、台形と"H"型との間にできた隙間に複数の庭を配置する構成を考えた。敷地の中に「外」を作る考え方である。

1Fはそれぞれの室内空間が庭で緩やかにつながり、家族がフレキシブルに過ごせる共用のスペースとしている。南側のデッキテラスは、自由に開閉できるコの字の木製建具によって、ダイニング・キッチン、リビング、多目的に使えるライブラリースペースが自由に繋げられる。敷地北側の角には和室を配置し、泊まりに来る両親やゲストルームとしても使えるようにした。2Fには寝室を中心としたプライベートスペースを集約し、空とグリーンを感じられるようテラスを設けた。

庭は、外遊びを通して子どもたちが豊かに育っていくことと、大人がゆっくりとした時間を過ごせることの両側面に配慮し、異なった性質と意味合いを持たせた。玄関の通り庭は来客を迎え入れるための庭、北側のコートヤードはコンクリートに囲まれた非日常的で静的な庭、南側のデッキテラスは日当たりもよく走り回れるアクティブな庭、和室前は室内から眺めるための坪庭、そして2Fのテラスは1Fの賑やかさとは隔離され、渡り廊下とベンチに面し読書などをして静かに過ごせる庭となっている。

室内空間と各庭は緩やかに分かれながれも繋がり、家族が好きな場所を選択して過ごせる。玄関から入り、“H”型の空間を水平と上下に移動する中で、それぞれの窓から変化に富んだ各庭のグリーンと空が見え、家族の様子も互いに感じられる。

"H"型の住宅が、都心の旗竿地でも周囲を気にすることなく、のびのびと暮らせる家のひとつの形式となることを願っている。

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2024/12/02

東京都 House ZPK

自然が残され、ていねいに歴史が重ねられたコミュニティに築75年の家があった。都市にひっそりと佇む古民家の改修プロジェクトである。

当該建築を含む数軒から構成されるこの街区は、約100年前の宅地整理以降変わらぬ姿を残している。3世代にわたり住み継がれ、住民同士は、幼稚園から中学校まで同窓の間柄である。土地の魅力に惹かれ、ここでの生活を大切にしていることがうかがわれる。一方で、世代交代とともに都市中心部への移住が進み、当該街区が抱える法的制限による建築的循環の起こり難さから“都市部における過疎化”が進行している。

既存建築の歴史を塗り替える“住み替え”ではなく、未来の住人が見る先人の記憶としての改修計画を目指した。途切れることのないこの土地と建築の歴史の中で本計画がかかわる時間はほんの一瞬である。建築、周辺環境、コミュニティなど様々な“時の経過”が並存する未来への建築である。

当該建築がある小さなコミュニティにとって東に隣接する公園や、西側を通る小道は愛着を持った大切な存在である。一方で、既存建築は前庭にのみ開口部を持ち、公園や小道に対しては開口部のない壁や高い生垣により明確な境界が作られていた。本改修では東立面に新たに大開口とリビングから連続する土間テラスを設け、田の字の細かな間仕切壁をやめ一体空間としている。これにより、公園、内部空間、前庭、小道までが一体となり、周囲で起こる時間の経過を感じられる計画とした。

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2024/11/01

東京都 Y様邸

4人家族で住まうためのマンションリノベーション。
L字型の平面の中に個室を設けず、ワンルームとしてデザインされ、石、木、真鍮、コンクリートといった素材を各所にバランスよく配置した。
それらの素材のボリュームによって生み出される隙間やコーナーに、住空間に必要な機能を組み込んでいる。
明確に「〇〇の部屋」として区切るのではなく、空間を緩やかにつなげることで、家のどこにいても家族全体の気配を感じながら生活できる住まいとなっている。

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2024/10/01

長野県 ホテル ドゥ ラルパージュ

蓼科のオーベルジュ、ホテル ドゥ ラルパージュ。豊かな自然に囲まれ、フランスの邸宅が持つ繊細で温かみのある質感と上質な時間を満喫できる。
ラルパージュとは、フランスのアルプス地方の方言で、「夏の高原の牧草地」 を意味する。
このホテルは、幼少期からフランスの本物の生活空間に触れてきたオーナーの、フランスの邸宅が醸し出す「上質な日常がもたらす心地よい”普通”」を過ごせるホテルにしたいという熱い思いの下、プロジェクトチーム一丸となって作りあげられた。スタッフとゲストの距離感も近く、会話が弾むのもまた邸宅風に設えられたホテルの魅力の一つとなっている。

トップライトや天井までのびる縦型の窓から積極的に自然光を取り入れているのが大きな特徴であり、まるで個人邸に招かれたかのような心地よさが味わえる。日中の自然に抱かれたような雰囲気、ドラマチックな光に包まれる夜と、時間帯によってざまざまな楽しみ方もできる。そこに厳選された素材や塗料の色・艶、ヨーロッパより輸入された家具、水まわりの設え、スイッチ等、細部へのこだわりが添えられ、ホテル全体の魅力を作り上げている。
館内には、買い付けられた絵画やシャンデリア、アンティーク家具、装飾備品など歴史や時間を感じさせるものと輸入された家具等の新しいデザインとが混在する。それぞれの存在感を大切にしながら、一つ一つが個別に主張するのではなく、施設全体の調和と心地よさに配慮されたデザインを大切にしている。水まわり機器の選定にあたっては、必要な機能を丁寧に確認しながらもなるべくシンプルで柔らかみのあるフォルムのものを選定しており、風通しの良い明るく快適な空間を構成している。

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エレガンス

2024/09/02

東京都 武蔵村山の住宅・改修

東京の郊外、武蔵村山市の緑豊かな谷あいに建つ、築50年の丁寧につくられた和風の平屋住宅。造園家の若い家族がこの古き良さを活かしながら自分達らしい暮らしを楽しむための改修。

■建物の性能(構造、設備、断熱、遮熱)を見直す。
安全に関わる構造の見直しは、平屋でシンプルな矩形ということもありフラット35リノベ耐震評価基準をもとに整えた。給排水設備は老朽化のため、水まわり全て交換した。また、当時の仕様なのか、床下・壁内・天井裏、どこにも断熱材が入っていなかったため、室内工事の内容を検討し、可能な限り取り付けることにした。この家のほとんどがシングルガラスのアルミサッシだったが、幸い内側に障子を設けてあり、このつくり方が断熱・遮熱効果として期待できると考え、このまま生かすことにした。

■新しい暮らしを支える建築空間を考える。
改修前は、当時主流だった北側に位置する狭くて暗い閉鎖的な台所・食堂と、南側に広く明るい居間がある古典的な間取り。そのふたつの空間をうまく繋げ、全体的に広く明るく楽しい空間にすることが若い家族には必要と考えた。ソファ付のリビングとして考えている南側の空間は、本格的な和の空間。既存建築をリスペクトして、うまく整え繋ぐことが私の仕事だ。連続する天井材を注意深く選定して、和の建築に洋の生活が混在できる新しい空間をつくり上げた。外構工事はこれから、造園家のご主人にバトンを渡し、コツコツとつくり込んでいく。これからの建築は、古いものを活かし新しいものへと繋げることが、強く求められる時代になるような気がしている。

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ナチュラル

2024/08/01

東京都 S様邸

土地を取得して住まいの新築を計画したお施主様。コロナ禍を経て新たな暮らしが求められる中、家族が楽しい時間を過ごせる住まいにしたいと考えていた。車好きなご自身のためのゆったりとしたビルトインガレージ゙はもちろん、トレーニングルーム、ゴルフレンジ、ホームシアターも計画。さらに最も力を入れたのは、お施主様がこよなく愛するポルトローナ・フラウをはじめとする、イタリアンモダンデザインの家具や照明などを取り入れながら、美しくコーディネートされたLDKをつくりあげることだった。またLDKから続くアウトドアリビングも配置し、自宅にいながらリゾート気分を満喫できる空間が誕生した。そんなリゾートのような暮らしを実現するために、洗面所やトイレの水まわり設備は、セラトレーディングが取り扱う世界のブランドアイテムの中から選定した。

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アーバン

2024/05/07

広島県 厳島いろは

宮島フェリー乗り場から徒歩5分、表参道商店街に入ってすぐ、厳島神社まで徒歩7分という好立地に位置する厳島いろは。大鳥居を望む海側と弥山へとつながる山側の自然豊かな景色が、街と宿と海をつないでいる。1階はロビーに使われていた場所をレストランに改修し観光地の喧騒から離れたフレンチベースのジャンルレス料理が味わえる場所へと生まれ変わった。天井は瀬戸内の海に見立てた左官で仕上げている。中庭とホテルレストランの間に新設したバーのカウンターは、厚み60mm 長さ8mにもおよぶウェンジ材の一枚板で製作。切石で積まれた庵治石を背に料理人が調理をする様を堪能できる。鈍く光る庵治石と一枚板のカウンターが料理を引き立たせる、居心地の良い空間になった。

2階はラウンジと客室を改修した。3室ある客室は露地を持つ和室へと生まれ変わった。3、4階の客室は既存を残しつつ水まわりを改修。それぞれ違う色の施釉タイルを使い静寂に包み込まれるような浴室となった。

また4階では、海側と山側の客室を1部屋ずつ滅築し、ゆったりと過ごせるスイートルームにリノベーションした。

「スイート 海」からは大鳥居を眺めることができ、水平に連続する窓からは沈んでゆく夕陽を望む。この黄昏の光は黄金色に輝き、室内は一瞬にして光影に包み込まれ静寂な海と向き合う。そして非日常の世界へと引き込まれる。

「スイート 山」は太古から残された弥山の原始林と宮島の発展と共に歩んできた商いのにぎやかさを重ねながら楽しむことができる、宮島の自然と文化を感じる客室となった。

リフォーム

ホテル

洗面

浴室

キッチン

トイレ

和モダン

2024/01/09

千葉県 金谷の別荘

広葉樹と針葉樹がバランスよく織りなす自然あふれる山々を借景に、正面には金谷の海と大きな富士の山が望める高台という手つかずの別荘地との出会いから、このプロジェクトが始まった。

広大な自然の景色の中では多少の不便ささえも楽しめる、という遊び心ある施主のリクエストから、各室を分離した4棟建てで構成されたセカンドハウスが完成した。シンプルな外観はリゾートホテルのヴィラを彷彿とさせる佇まいとなった。

8帖のユニット空間を基本モジュールとして各棟を設計し、離れのような非日常感を演出。大きなテラスにプールを設えたメイン棟のLDKは26帖の吹き抜け大空間とすることで迫力のある借景を取り込む。
メイン棟と16帖のピロティを挟んで、プライベートな空間としてのゲストルーム棟は、大人がゆったりとくつろぐ場所としてホテルライクにデザインした。
絶景を余すことなく取り入れるよう、トイレ棟と浴室棟は建物のレベルを下げて眺望を確保している。

TIMBER YARDが提案する上質な素材を使用したオーダーメイドのオリジナルデザイン、国内外からセレクトされた一流の設備やインテリアが融合したラグジュアリーなセカンドハウスが完成した。

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ナチュラル

2023/12/01

東京都 まちと公園を纏う家

旗竿地における、周辺環境に接続する建ち方

計画地は都内有数の大きな公園を抜けた先にある、建蔽率40%、容積率80%の低密な住宅地。邸宅の生垣や庭木の緑豊かな景観が連続し、時折小さなカフェやギャラリーが入り混じる。自邸を計画していた私たち夫婦は、都内でありながら緑に恵まれ、ゆったりとした時間が流れる辺りの空気感を気に入り、まちと公園の気配を内から感じ取れるような住まいをつくりたいと考えた。
巡り合った土地は、北東向きの旗竿地。初めて計画地を訪れた際、長手方向に並列する隣地南庭の緑と、満開に咲き誇る寒梅が輝いていた。活用のし難さから敬遠されがちな敷地条件であるが、ゆったりとした周辺環境を活かす構成を採ることで、20mという敷地の奥行きも相乗し、敷地面積以上に広がりのある豊かな居住空間を獲得できると考えた。
公園側からのアプローチを迎え入れるよう、敷地の奥にL型のヴォリュームを配置。
生活に必要な機能を有する5層の矩形スラブを半階ずらしたスキップフロアとし、視線や光、風の抜けを確保した。
L型スキップフロアが囲む三角形のコモンスペース「さんかくコモン」は、ポーチ、ダイニング、ルーフテラスから成り、接道面に対し50度回転し斜めに構える東向き立面とした。接道面からの立面はBIMを用いて定点検証しスタディを進め、来訪者をかしこまらずに迎え入れる構えがこの旗竿地に建つ建築のふるまいとしてしっくりときた。今後、まちに「参画」する場として、小さな演奏会やマルシェなど友人知人が集う場に育てていきたい。
木製の大開口を通し、四季折々に変化する庭木の借景や朝陽を内部空間に取り込み、隣接する住宅との正対した見合いを避けている。
「さんかくコモン」が公と私の空間に介在する余白としてあることで、周辺環境との繋がりや光環境が異なる小さな居場所が5層の各所に生まれている。

コロナ禍を経て、働く、集うなど住まいの機能は以前より多様化した。時に応じ移り変わる使い方に合わせ、周辺環境を含む住まいの内外で最適な居場所を選択する毎日が、私たちはとても楽しい。

新築

戸建

トイレ

浴室

ナチュラル

REFERENCE 参考事例ー海外編ー

あの有名ホテルにも!「デュラビット」の水まわり商品は
世界各国で採用されています。
ご旅行やご出張の際には、
水まわりにも注目してみませんか?

カサ デ ラ フローラ(タイ)
Casa de La Flora

カサ デ ラ フローラ (カオラック,タイ)

Moroheus Hotel Macau

モーフィアス ホテル マカオ (マカオ,中国)

THE CHEDI ANDERMATT

ザ チェディ アンデルマット (アンデルマット,スイス)

DESIGNERS このブランドに関連する
デザイナー

Philippe Starck(フィリップ・スタルク)

フランス・パリ生まれ。パリの装飾美術学校で学んだのち、ピエール・カルダンのメゾンに入社、家具デザインを担当。1980年アメリカで、スタルク・プロダクト社設立。スタルクは、インテリアをはじめあらゆる分野のデザイン活動を網羅しつつ、建築家としても活動しており、世界で最も注目され、活躍するデザイナーの一人です。

Matteo Thun(マティオ・トゥーン)

イタリア生まれ。エットーレ・ソットサスの事務所、デザイングループ「メンフィス」の創設メンバーとして活躍後、自身の建築デザイン事務所を設立。現在はオフィス・ホテルなどの設計、家具・照明などのデザイン活動もしている。

Phoenix Design(フェニックス・デザイン)

1987年、ドイツのシュトゥットガルトで設立。プロダクトデザイン他、インターフェイス、コンサルタント等、デザインに関わる幅広い分野で、活躍を続けるデザイン事務所である。彼らが手掛けるすべてのものは、快適さだけでなく、使う人々の楽しみを生み出し、そして何より長く使用できるデザインであるよう作られている。

Cecilie Manz(セシリエ・マンツ)

デンマーク生まれ。 ロイヤル・デンマーク・アカデミー・オブ・ファイン・アーツを卒業後、ヘルシンキのアート・デザイン大学でさらに研究を行い、1998年コペンハーゲンに自身のスタジオを設立。 一流メーカーのプロダクトを手掛け、世界のデザイン業界で最も注目を集めるデザイナーのひとり。

Sieger Design(ジーガー・デザイン)

ドイツを拠点に世界で活躍する総合デザイン事務所。クリスティアンとミヒャエルの兄弟が中心的な存在となり、有名メーカーのプロダクトデザインやマーケティングまで様々なプロジェクトを手掛けている。

ショールームのご案内

海外の水まわりデザインに触れて感じていただけるショールームです。

カタログ

カタログのご請求、デジタルカタログを閲覧いただけます。

よくあるご質問

水まわり商品に関して、よくいただく質問をまとめています。

こだわりの品質

「DESIGN」「QUALITY」「AFTER SERVICE」の3つを柱に、上質な生活空間を彩る商品をご提供します。